■THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS
http://funky802.com/masters/
2010年12月9日(木) FM802 PM15:00 - 19:00
DJ: 中島ヒロト
GUEST: 佐野元春
Play List
コヨーテ、海へ / 佐野元春
月と専制君主 / 佐野元春
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
午後6時台に出演。
昨夜は仲間とお魚の店に行って梅酒をちょこっと飲んだそうだ。
・セルフ・カヴァー・アルバム『月と専制君主(CD+DVD)』について
中島「セルフカヴァーというかたちを取られました。これは佐野さんご自身のアイディアで?」
元春「30周年ということもあってファンに何か楽しいものをプレゼントしたいと思って、そういう理由があったんですけれども。いざバンドとレコーディング・スタジオに入って自分の昔の曲を歌いはじめてみると、すごく意味深いことをしているような(笑)、気持ちになって夢中になりましたね。ですので結果新作を作るのと同じくらいの情熱で作りました」
中島「テーマは『元春クラシックを今に鳴らせ』ということですけれども。これはどういう方法で進んでいったのかなと思うんですけれども」
元春「バッキング・ミュージシャンを先に言うと僕のexバンドであるザ・ハートランドのメンバー。そして現在のバンドであるザ・ホーボーキングバンドのメンバーの合体バンド(笑)。ですのでデビュー30年を振り返っていちばんうれしいことはね、そうして30周年を迎えたときにかつての友人たちが集まって、また音を奏でられるということですよね。ここがいちばんうれしい」
中島「みんなで楽しんで音を作っていったという感じなんですか?」
元春「どのメンバーもオリジナル・アレンジが身にしみているミュージシャンたちなので、今回僕が提案した新しいアレンジを聴いてね、なんだこの曲こんななっちゃうのかみたいなね(笑)。そういう楽しいレコーディングでした」
中島「過去の自分の曲を歌うということで、今佐野さんが同じ言葉を発せられるときって感情の部分とか、何年経っての気持ちの変化だとか、そういうのはどうなのかなと思うんですけど」
元春「むしろね、昔のまま鳴り響いてくれみたいな、そういう気持ちがあった。だから過去に作った自分の歌が、やっぱり今でもちゃんと今の時代に鳴り響いてほしいし、未来に向けて鳴り響いてほしいという、こういうわがままと言っていいかもしれない、ソングライターのそういう欲みたいなものがあるんですよね。そこに歌の中に何か普遍性のようなものが宿っていてほしいという想いですよね。だから今回のこのセルフ・カヴァー・アルバムは自分でその辺りを検証するような、そういう内容になってます」
中島「過去の佐野元春を知らない若い世代にも、今の佐野元春を届けたいと強く感じるんですけれども、そういうところも意識された?」
元春「もちろんです。僕の音楽を知らない世代もいると思いますけれども、今回のこのアルバムを聴いてね、是非感想が欲しいですよね」
中島「今回はアナログ・サウンドにこだわってレコーディングを行ったということで、実際にアナログもまたリリースされると?」
元春「アナログ盤(『月と専制君主(CD+アナログ盤)』)出します」
・30周年アニバーサリー・ツアー・ファイナル'All Flowers In Time'について
中島「30周年アニバーサリー・ツアー Part.3のファイナルはここ大阪と東京で大規模なスペシャル・イベントをしていただけるそうなんですが。どんな感じでいきましょう?」
元春「自分自身のアニバーサリーというか僕の音楽を長きに渡って聴いてくれた、まぁ支援してくれたリスナーのみなさん、ファンのみなさんにとってのアニバーサリーであってほしいなという願いもあるんですよね。ですのでこの大阪城ホールのライヴではもうみんなが親しんでくれた、よく知られた曲を立て続けに演奏する、そういうオールタイムヒッツ的なセットリストにしたいと思ってます。それとこのファイナル。大阪、東京でやるんだけれども東京と大阪の内容もまた変えてやります。ですので大阪Exclusiveな、大阪だけでの公演内容となります」
中島「なんかあの佐野さんと交流のあるゲストの方も招かれるなんて話をうかがってるんですが?」
元春「まだ秘密なんだけれどね」
中島「今回のアニバーサリー・ツアーは6歳以上18歳以下に限りキャッシュバック形式のニューエイジ割引という新たな試みが行われてますね」
元春「僕はずっとロックンロール音楽に接してきた。ロックンロール音楽の瑞々しさといえば十代の多感な心を歌うことが多いですよね。今では自分は十代ではなくなったけれども、そうした瑞々しさを失いたくないという気持ちでやってる。だから当時僕が十代に向けて書いたロックンロールは、やっぱり今の十代にも聴いてほしい。そう思うと中学生、高校生、18歳までのオーディエンスは来てくれたらばキャッシュバックするという、そういう新しいシステムをとってます」
中島「さらに30周年アニバーサリーの特別企画で、映画監督の堤幸彦さんが、佐野さんの楽曲にインスパイアされて製作されたスペシャルドラマ『コヨーテ、海へ』が来年1月3日(月)夜8時からWOWOWでオンエアされます。音楽監修を佐野さんご本人が担当されたという事で、全編に渡り、佐野さんの楽曲が使用されています」
元春「あのね、僕もチョイ役で出てる」
中島「最後にひとことメッセージをいただけますか」
元春「僕は1980年にレコーディング・アーティストとしてデビューして新しいアルバムを作る毎に関西、大阪でライヴをやってきました。いろいろな時代の僕にアクセスしてくれたリスナーのみなさん多いと思うんですけれども、いろいろな思い出があります。この次の大阪城ホールにみなさん集まってもらってね、是非いろいろな世代の人たちと再会したいな、そんな気持ちで一杯です。ご機嫌なライヴにしたいと思ってますのでみんな集まってください」
コメントありがとうございます。
今回こういう機会にラジオ出演があってよかったです。
夜の元春はクールでしたが、
昼の元春は少し雰囲気が違ってました。
今回のカバーアルバムは早々に予約しましたが、既に早く聴きたいです。