■FRIDAY WEEKEND BASH
http://funky802.com/bash/
2010年12月10日(金) FM802 AM11:00 - PM15:00
DJ: 山添まり
GUEST: 佐野元春
Play List
ジュジュ / 佐野元春
Victoria / The Kinks
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■内容の一部を抜粋
佐野元春はPM13:20-13:40の「GRAND MARBLE clip your heart」に出演。
山添「この時間は音楽との出合い、感動をテーマに毎週お届けしています。あなたの人生を変えてくれたライヴ、思わず涙がこぼれたコンサート、そんな音楽からもらった感動を是非教えてください」
・デビュー30周年
昨年の802のロック大忘年会と呼ばれている「RADIO CRAZY」に出演した元春。MCで「ロックンロールは世代を超えるって本当かな?」と言った。
山添「今年佐野さんは30周年ですけれど、30年というと本当に長いですよね」
元春「確かに時間で振り返ってみると30年というのは長いですよね。自分は1980年にデビューして、そのあいだ何枚かのスタジオ・アルバムを出してきたんですが、自分のアーティストとしての時間の単位でいうと、アルバム1枚あたり大体2年費やしている感じなんですよね。それで換算するとまだ20年も経ってない感じ? 13年か14年くらいしか経ってない感じですね」
・2011年1月26日発売ニュー・アルバム『月と専制君主』
山添「ニュー・アルバムの『月と専制君主』。セルフ・カヴァー・アルバムということ。曲を選ばれるのも大変だったんじゃないですか?」
元春「この作品を作るにあたってバンドと一緒にレコーディング・スタジオに入って、次々と演奏してみたんですけれどね。過去の曲でも今の時代に鳴り響いてるかどうか、演奏すると直感でわかるんですよ。ですので過去の曲の中から今の時代にも鳴り響く曲、また未来に向けて鳴り響くだろう曲、それを選曲の基準として並べました」
山添「でもそれはすごく大変だったんじゃないですか?」
元春「楽しかったです。バンドのメンバーも僕のexバンドであるザ・ハートランドのメンバー、そして現在のザ・ホーボーキングバンド、その合体のミュージシャンたちですね。ですのでどの曲もオリジナルの演奏が身についている(笑)。僕が新しく提出した新しいアレンジを彼ら戸惑うかなと思ったんですが、意外と楽しんで演奏してくれて、なんだよこの曲こんななっちゃうのかよみたいな(笑)。そういう楽しい場でした」
山添「一緒にやってきた仲間たちも同じような驚きと喜びもあって...」
元春「何よりも30年振り返って僕が誇りとして思ってるのは、よきミュージシャンに恵まれたということですね。こうして30年目を迎えて古くからのザ・ハートランドのメンバー、そしてザ・ホーボーキングバンドのメンバーが一堂に集まってくれる。これが何といっても30年間の僕の財産であり誇りであると思ってます」
山添「ここで1曲リスナーのみなさんに聴いてもらおうということで、佐野さんに選んでいただきたいと思うんですが」
元春「そうですね。ちょっと遊びでやってみた曲があるんです。'60年代モータウン・サウンド僕大好きで、ホーランド=ドジャー=ホーランドのプロデュースのレコードをたくさん聴いたんですけれども、この曲をちょっと聴いてみてください。僕の新しいアルバム『月と専制君主』から曲はジュジュ」
・ジュジュ
山添「いやあ~佐野さん。『月と専制君主』からジュジュを聴かしていただきましたが。アレンジもねぇ、すごい(笑)」
元春「そうですね。ホーランド=ドジャー=ホーランド、'60年代モータウンの感じで遊んでみました(笑)。バンドのメンバーもなんか楽しくやってくれました」
・ランチ
リスナーから「昨日のお昼に友達とホテル・ランチしました。そこで何と元春さんがランチをなさってました。元春さんのテーブルだけ全く違うオーラで輝いてました。すごい見かけるだけでラッキーな気分になりました」というメッセージ。
元春「見られましたね(笑)」
山添「ちなみに何をお召し上がりになりました?」
元春「ハンバーグを食べました(笑)」
山添「ホントですか。でも後光が射してたっていう(笑)」
元春「気のせいです(笑)」
・全国クラブハウス・サーキット
4日に三重の松坂ではじめて元春のライヴを観たというリスナーからのメッセージ。
元春「今回ね、30周年アニバーサリー・ツアーということで普段は県庁所在地で、ホールでやることが多いんですけれども、衛星都市に素晴らしいライヴハウスが今たくさんありますから、今回のパート2、全国クラブハウス・サーキットではそうした衛星都市のクラブハウスに行って演奏をしているんです。ですので普段会えないファンの方たちとも会えて、すごく僕自身も楽しいです」
・役者デビュー
山添「802で8日にWOWOWスペシャルドラマ 堤幸彦 × 佐野元春『コヨーテ、海へ』の試写会をやったんですが、この監督の堤幸彦さんとは?」
元春「堤監督は自分の音楽をずっとフォローしてくれて、ほんで今回縁があってね、映像と音のコラボレーションやってみましょうという話になりました」
山添「佐野さんもご自身ちょっと出演されているという、ふふふ」
元春「(笑) ホントに、あの他の役者の方に迷惑をかけないようですね、台詞をキッチリ覚えて臨みました」
山添「それだけではなく、ちらっとうかがったんですがドラマにも出演されるという、SPEC(笑)」
元春「(笑) SPECもね、堤監督が監督なさってるということで、佐野さん出てみないか、まぁ30周年の勢いに乗ってですね、また出てしまいました(笑)」
山添「どうですか? お芝居、ちょっと気持ちいいなぁみたいな(笑)」
元春「あの、役者さんの見る目が変わってきましたね。映画とかテレビを見ても、その役者さんが演じている、その裏側を感じることができるようになったというかね、ちょっと不思議な感じです」
・ライヴ
山添「そして30周年アニバーサリー・ツアーのファイナルが大阪城ホールで行われます」
元春「そうですね。久し振りです、大阪城ホールで演奏するのは。1980年からこの街には何度となく来て、主に大阪のフェスティバルホールで演奏させてもらいましたけれども、いろいろな世代を超えてこの大阪城ホールたくさん集まってきてほしいですね。僕の情熱の限り、30周年の総括とまではいかないかもしれないけれども、バンド仲間連れてね、素晴らしいライヴを展開したいって思ってます」
山添「ライヴといえばこのコーナーは毎週リスナーのみなさんからのライヴの感動をお伝えしてるんですが、佐野さんにとって忘れられないライヴをひとつ挙げるとしたら、どんなものがありますか?」
元春「1993年に観たライヴなんですけれども、僕の好きなバンドのひとつにUKバンド、ザ・キンクス、このレイ・デイヴィスの地元で行われたツアー最終日のギグを観る機会があったんですけれども、これが素晴らしかった。特に地元ということでファンの受け入れ態勢がライヴ前から万全という感じですよね。ツアー最終日ですから、よく帰ってきたねという温かさもあり、ホールでのライヴ・コンサートのよさというのもとても強く感じることができましたね。93年、レイ・デイヴィスの地元におけるキンクスのライヴ。これがいちばん印象に残ってます。地元のファンから温かく迎えられて泣きそうになってるレイ・デイヴィス。観ていて胸がキュンとなりました。曲は僕の気に入りのVictoria」
・Victoria
●SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~
TBSで毎週金曜日午後10時から放送されてるドラマ「SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」の最終回に元春が出演します。
この写真は12月3日に放送された辛の回から。そうです、僕は毎週観てました。仏壇の遺影ですね。静止画をデジカメで撮影しました。
コメントありがとうございます。
「ほんで」はちょっと微妙なんですけどね(笑)。
「~んで」でかもしれないです。
しかしここに注目するといのはさすがkawaさん。