Motoharu Radio Show #164

2013年10月09日 | Motoharu Radio Show

2013/10/08 OnAir - 2nd. Week - 特集:'70年代ソウルミュージック/カリプソ音楽
01.Curtis Mayfield:Move On Up
02.The Isley Brothers:Harvest for the World
03.Aretha Franklin:Day Dreaming
04.Julia Holter:This Is a True Heart
05.Earth, Wind & Fire:Sing a Song
06.Mighty Sparrow:Lying Excuses
07.Mighty Sparrow:Paramaribo
08.Lord Kitchener:Pan In "A" Minor
09.David Rudder:Calypso Music
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■内容の一部を抜粋
・'70年代ソウルミュージック
番組前半は「'70年代ソウルミュージック」の特集。

・Move On Up
カーティス・メイフィールドの「Move On Up」。

・Harvest for the World
ジ・アイズレー・ブラザーズの「Harvest for the World」。

・Day Dreaming
アレサ・フランクリンの「Day Dreaming」。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月10月の「3PICKS!」はハリー・ニルソン『Complete RCA Albums Collection』、ジュリア・ホルター『Loud City Song』、そしてジョン・メイヤー『Paradise Valley』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はジュリア・ホルター『Loud City Song』。

・ジュリア・ホルター
米国、ロサンジェルス出身の女性アーティスト、現在28歳。ソングライターとして、また現代的な電子音楽のクリエイターとして活躍している。現在は宅録時代なんていわれている。ホーム・レコーディングが身近になった今、手持ちのコンピューターと楽器を使って自由な表現をするアーティストたちが増えている。ジュリア・ホルターもそのうちのひとり。自分で運営するヒューマン・イヤー・ミュージックというレーベルからこれまで2枚のスタジオ盤を出している。ジュリア・ホルターの音楽、あえてジャンルということでいえばエレクトロニック・ポップということになる。現在はこの分野の表現で新しい可能性を追及しているミュージシャンが増えている。これまで番組で紹介して来たアーティストでいうと、アニマル・コレクティブ、そしてビーチ・ハウスといったバンド。現在、インディーズの音楽シーンのひとつの傾向といえる。共通しているのは深いエコーやリバーブを使っているというところ。とてもドリーミーなサウンドということから「ドリーム・ポップ」なんていう人もいる。ジュリア・ホルターはそんな中で最も現代的な音作りをしているアーティストのひとり。基本にあるのはクラシカルなポップ・ミュージック。またソングライティングも普遍的なテーマを扱っている。こうしたインターネット時代、表現の世界ではたくさんの素人が溢れ出している。しかしジュリア・ホルターはひとりの専門家として改めて音楽の新しい表現に挑んでいる。そんな印象がある。新しいアルバム『Loud City Song』から「This Is a True Heart」。

・トゥイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるトゥイッターを公開しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。www.moto.co.jp/MRS/ 番組からトゥイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・Sing a Song
アース、ウィンド & ファイアの「Sing a Song」。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週は佐賀県を中心に活動する環境団体「森林をつくろう」。木材利用の重要性や林業の魅力を広く紹介している。

・カリプソ音楽
番組後半はカリブ海の音楽「カリプソ」の特集。

佐野元春 : 先日、あるテレビ番組の海外ロケでカリブ海の国、トリニダード・トバゴに行ってきました。トリニダード。カリプソ音楽の故郷です。カリブ海に浮かぶここは人口134万人の小さな島国。コロンブスがこの島を発見して以来、スペイン、フランス、そしてイギリスと覇権者が交代してきた歴史があります。1962年に独立。現在はトリニダード・トバゴとして共和制をとる立憲国家となっています。トリニダードといえばスチールパンという楽器の発祥の地です。スチールパン。日本語に訳せば鉄鍋ということになると思います。形は中華鍋に似てますね。しかしその音は天使のように美しい音を奏でます。そしてトリニダードといえばカリプソ音楽の故郷です。楽器スチールパンはこのカリプソ音楽の中でよく使われています。Motoharu Radio Show、今夜はカリブ海黒人音楽に注目してカリプソ音楽の代表的なシンガーを3人紹介したいと思います。まずひとりめはカリプソ音楽界における最大のヒーロー、マイティ・スパロウ。1956年にデビュー。それまで伝統的にカリプソ音楽というと、どちらかといえばまったりとした曲調が多かったんですが、それを楽しいダンス音楽に発展させたシンガーです。それでは2曲聴いてみたいと思います。「Lying Excuses」、そして「Paramaribo」、マイティ・スパロウ。

佐野元春 : 先日、カリブ海の国、トリニダード・トバゴに行って、本物のカリプソ音楽を体験しました。この国に行って僕がやりたかったことはカリブの人々との音と言葉のセッションです。音と言葉を通じて彼らの精神性に触れたい、そう思いました。トリニダードといえばスチールパンという楽器の発祥の地です。そこで実際、プロのスチールパン奏者についてもらって僕も演奏習いました。とても複雑な楽器で誰もがすぐに弾けるといった楽器ではありません。かなり悪戦苦闘して、どうにか少しだけ音だけは出るようになったという感じでした。スチールパン。トリニダードが誇るとてもユニークな楽器です。ロケ先ではそのスチールパンのバンドと一緒にスポークンワーズのフリー・セッションもやりました。これはまた素晴らしい経験となりました。そのうちドキュメントとして他のメディアで発表されると思います。もし機会があったら是非ご覧になってください。Motoharu Radio Show、今夜はカリブ海黒人音楽に注目してカリプソ音楽の代表的なシンガーを特集しています。続いてレコードはロード・キチナー。曲の中でスチールパンが使われています。曲は「Pan In "A" Minor」。

・フィードバック
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・Calypso Music
デヴィッド・ラダーは現在でも一線で活動しているソングライター。マイティ・スパロウ、ロード・キチナーの精神を現代に受け継いだシンガー。「Calypso Music」では、「カリプソ・ミュージック 今でも感じている このカリビアンの魂の奥深く リリックで政治家を叩くんだ そして女たちのボディを溶かすんだ カリプソは素敵な音楽だ カリプソの魅力には逆らえない いつのまにかカラダが揺れてくる でもどうして揺れてしまうのかわからない カリプソ・ミュージック さあみんなカリプソ・ミュージックで決めていこうぜ」というふうに唄われている。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
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