Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

韓国飲みレポ[8]11/24 鉄道博物館

2007年11月25日 | ■韓国
 東京経由の韓国旅行も最終日。乗り継ぎは24時間以内と定められているため、東京に居ることができるのも午後3時までです。友人宅が川口ということもあり、じゃあ注目の鉄道博物館に、なかば強引に一緒に行って見ることにしました。
 武蔵野線~京浜東北線~ニューシャトルと乗り継いで10時前に着いてみれば、これが本当に博物館入場のための列なのか! と思うほどの行列。
 「こりゃ小学校の体育館3杯分(=3,000人)はいるわな」
 気が遠くなりましたが、30分ほどで入場できました。館内もごった返しているものの、それでも収容できるのですから、どれだけの規模たるや分かろうかというものです。

 あちこちで解説されている鉄道博物館ですので多くは書きませんが、豊富な実物車両にテンション上がりっぱなし。楽しすぎます。そんな僕の姿が、友人にとっては何より楽しかったそうです。
 鉄道ファンも多く来ているのでしょうが、その存在感すらかき消してしまうほど、ファミリーが多かったのは嬉しこと。入場料は1,000円となかなかの高値ではあるものの、持ち込んだお弁当を食べられるスペースが多くとられてて、結果的には安上がりになるレジャーとして楽しまれているようです。
 目を輝かせている少年達よ、鉄道ファンとして残ってくれよ!

 大宮で友人と別れ、一路羽田から福岡へ。旅らしい旅ではなかったけど、いろんな縁や絆を再確認し、また新しい出会いもあった、楽しい1週間でした。このエネルギーだけで、また来週からも生きていけそうです。みんな、ありがと!

韓国飲みレポ[7]11/23 水上通勤&日韓空港鉄道

2007年11月25日 | ■韓国
 昨夜は遅かったものの、6時には起床。ラッシュを避けてソウルへ向うためです。7時前に衿井からの上り市内方面に乗ったものの、すでに座席を見つけられませんでした。さすがは首都圏。
 5号線に乗り換え、向った駅は漢江沿いの汝矣ナル駅。駅から徒歩2分余りの川辺にあるのが、この10月に試験運航を開始したばかりの水上タクシー乗り場です。通常はタクシーのように貸切運航なのですが、平日の朝夕に限り、通勤用に乗合い運航されています。わざわざ早起きしたのには、これに乗りたいという理由もあったからでした。
 通勤とは逆方向ということで、僕一人を乗せ出航。木目調の室内にソファーが並ぶ船内は、ちょっとしたクルーズヨットのようでもあり、贅沢な気分になります。大混雑する陸の道路や電車を横目に、スイスイと快走していくのもすごくいい気分。こんな通勤、うらやましいです。
 運転士さんに聞いてみれば、通勤便ははやくも固定客がついているものの、
 「このところ寒くなったでしょ? 健康のため船着場から職場まで歩いていた人が、また他の交通機関に戻ったようで、ちょっと減り気味です」
 とのこと。フィーダー輸送の不足など問題視されており、改善策を練って「水上バス」へと昇華させてほしいものです。

 トゥクスムまで、電車なら1時間のところがわずか15分。まさにワープです。帰路はコエックスに寄り道しつつ満員の電車で戻りましたが、これが同じ距離なのかと唖然とするほどの差でした。

 さあ、もう帰る時間。帰路は仁川~成田便ですが、一旦金浦空港のEマートでお土産の買出しをして、空港鉄道の直行列車(急行)に乗りました。
 空港鉄道の看板列車だけに、KTXよりも洗練された印象の客室乗務員が乗務。KTX並みの狭いシートも30分の乗車なら不満はなく、快適に仁川空港まで移動できました。ただ乗客の少なさは危機的ともいえるほどで、特に途中駅の利用ができない直通は少ないようです。今は暫定開業といえる姿。市内までの全通が待ち遠しいものです

 仁川~成田便も満席の盛況。お隣に座っていた、江南のカフェバーの社長と仲良くなり、
 「次の訪問時にはぜひ」
 とのこと。江南のオシャレなお店なんて無縁でしたが、知り合えた方の店ならば安心。次回訪問の楽しみが、また一つ増えました。

 成田から都内までは、もちろん鉄道利用。京成スカイライナーは、最近の列車に比べるとちょっと地味な感じも否めませんでしたが、広めのリクライニングシートで快適に移動できました。
 上野に到着。ネオン輝く大都会は、九州人の僕にとってはソウルと同じくらい「外国」です。東京在住の友人&その韓国人の彼女さんと合流。ここでもやっぱり呑んだのでした。続く。

韓国飲みレポ[6]11/22 首都圏の文化財駅舎巡り

2007年11月25日 | ■韓国
 翌日は、建国大からの直行バスで、東ソウルへと戻りました。1時間に1本程度の本数があり、運賃も学割なのか6,000ウォンとお安め。羨ましい…
 本日は夕方まで、ソウルのフリータイム。これまでほとんど「趣味」に走っていなかったので、今日は首都圏にある文化財の駅を巡ってみることにしました。

 まずは京春線・花朗台駅へ。停車列車は1日数本なので、近隣の地下鉄6号線・花朗台駅から歩きました。
 が、途中迷ってしまい、結局タクシーに乗って駅へ。左右非対称で左肩の降りた屋根は、どことなく北海道の駅を連想させます。軒下に残る雪で、さらに北国的な雰囲気に。
 ただ派手な色のせいで、風格が失われているのは残念。文化財になったのだし、復元を考えてもよいのでは?

 次は京義線・新村駅。以前行ったときには改修工事中だったので、再度の訪問です。まだ文化財ではないものの、新駅建設で解体されそうになった所を保存運動で守られた経緯があり、早晩指定されることになるでしょう。
 改修工事を終え、ちょっときれいになりすぎた感がありますが、新駅ビルを背景にしても、みすぼらしくなくなりました。中はがらんどう、活用策はこれから練られていくようです。

 最後は同線・一山駅。「新都市」の広がる地下鉄3号線(一山線)沿線に比べ、こちらはまだまだのどかなローカル線です。ただ複線・電化工事が鋭意進行中。数年内に劇的に変化を遂げることでしょう。
 いまのところ一山駅は、昔ながらの駅舎と駅前風景。日本人としても、懐かしさを感じます。背景にそびえるマンション群も対象の妙で、電車が走り始めればますますミスマッチな風景を見せてくれることでしょう。

 京義線セマウル・通称「臨津江ライナー」でソウルに戻り、さらに4号線で坪村へ。この時に出会った看護士さんの勤める病院がある街で、久々にちょっと会いましょうということになったのです。
 サムギョプサルを平らげた後には、ちょっと病院も覗かせてもらいました。さすがは最新の大学病院で、日本の病院と比べてもまったく見劣りしません。看護士さんたちもキレイ(笑)で、この病院だったら僕の入院の時も最後まで韓国で治療できたかも。ただ医療費は、完全介護を希望する際には世話人を60,000ウォン/日(保険適用外)で雇わねばならないとのことで、日本での入院より、はるかにお金はかかりそうです。

 スタバでお洒落にコーヒーを味わった後は、伝統酒場で韓国最後の一杯。白濁した美味しいドンドン酒と、日本人にも安らげる古びた雰囲気で、気持ちよく酔いました。
 12時、お開き。本日はチムチルバンにて、お休みなさい~

韓国飲みレポ[5]11/21 建国大前で一杯

2007年11月25日 | ■韓国
 一昨日、初雪の降ったソウルと忠州だが、なんとこの日、目覚めたら雪が積もってた! 2002年11月の自分の日記を見ても、この時期雪が積もったなんて書いていないし、今年はだいぶ早かったようです。

 昼食は、留学中お世話になった都市工学科(現・土木工学科都市工学専攻)の教授にご馳走になりました。市内の住宅街の中にある店ですが、名物が塩さばの定食。確か定食で6,000~7,000ウォンくらいだったが、ボリューム満点だし、なにより美味しい! 二日酔いだけに全部食べられるか不安でしたが、きれいに美味しく平らげました。
 最初は近況報告をしていましたが、やがて話題は専門的な方向へ。ソウルの交通政策や、それを受けての李明博氏と大統領選の展望など、気になっていた事を色々と聞くことができて、アカデミックに楽しかったです。

 午後は、留学中少しだけお世話になっていた下宿へお邪魔しました。家の兄さんもお姉さんも結婚してしまい、
 「じゃあ、今はおじさんおばさんお二人で暮らしているんですか?」
 と聞いてみれば、なんと両親に恵まれない幼稚園生と小学生を預かり、面倒を見ているのだとか。それで忙しいために、賄い下宿はできていないそうです。決してよくある話ではないとのこと。
 お腹いっぱいでしたが、本場の忠州リンゴが美味しくて、2玉分平らげてしまいました。

 夕方までの空き時間は、忠州バスターミナル前の大衆サウナでのんびり。留学中にも何度か通ってたサウナでしたが、健在でした。サウナと風呂でくつろぎ、アカスリですっきり。食べ疲れた体を休めました。

 が、夜はまた呑み! 今日は「鉄」仲間の友人である忠州建国大の3年生と、学生街に繰り出しました。忠州に1年も住んでいたのに、建国大の学生街は初めて。規模はやや小さいものの、狭い路地に店が連なる雰囲気は下町の空気を漂わせ、いい感じ。確実にいえるのは、日本の地方大学の学生街よりは賑やかだということです。
 そんな路地にありながら、おしゃれな無国籍居酒屋で韓国ナイズされた「トンカツステーキ」をつまみに一杯。さらに出前のチキンで、家で一杯。2人で焼酎4本を空けました。俺、こんなに強かったかな…
 かなり「鉄分」の濃い話で盛り上がったものの、やはり2時にはダウン! まだまだ呑み旅は続きます。