新幹線の開業で訪れる劇的な変化は、都市と都市を短時間で結ぶこと。今までは遠かったあの場所へ、新幹線ですぐに行ける…新幹線のテレビコマーシャルは、そんな切り口のものが多かったように思います。
古くは、山陽新幹線の岡山開業編。
飛行機への露骨な対抗心で、話題と物議をかもした秋田新幹線。
今までの九州新幹線のCMも、鹿児島が博多が、より身近になるというものでした。
ところが、東北新幹線の全線開通で流れたコマーシャル「MY FIRST AOMORI」は、一味違った全7話のドラマ仕立て。東日本では、話題になったようです。
CM中から新幹線のスピード感は感じませんが、青森に行ってみたいと、ぐっと情感に訴えかけるような構成です。JR東日本のCMは昔からクオリティが高いと思っていましたが、存分にその力量を魅せてくれた名作と思います。
そして九州新幹線全通でJR九州は、3段構えのCMを用意しました。
まずは1月、「新九州起動」のタイトルで所要時間をアピール。期待を高めます。
九州新幹線2枚きっぷCM
続いて2月には、九州新幹線2枚きっぷのCMで、お値段を宣伝。
そして開業直前の3月に始まったのが、「九州の歴史の先に」。
古代から近代へ、九州の歴史をフラッシュバックで。高度成長期の交通機関の発達の映像を織り込みつつ、井上陽水、アジア太平洋博覧会、ホークス優勝、シーサイドももち…それぞれの時代で九州をワクワクさせてきた映像を織り込み、
「どうして立ち止まってるの?」
「未来は明るいに決まってる」
と、新幹線に乗って新しい時代へ向かっていくという構成です。今まさに時代の転換点に立っているのだと、思わず感じられるようなCMになっていると思います。
「間もなく開業」編
これに平行して、九州縦断ウェーブで撮影されたCMも流されていますが、こちらも「一つの九州を作っていく」というJRの決心と、沿線の期待感を高めていくかのよう。
時代が変わり価値観も変わる中で、新幹線に期待されるものも変わってきているのでしょうか。これもまた一つの転換点なのかなと、東北、九州両新幹線のCMを見て思ったのでした。
古くは、山陽新幹線の岡山開業編。
飛行機への露骨な対抗心で、話題と物議をかもした秋田新幹線。
今までの九州新幹線のCMも、鹿児島が博多が、より身近になるというものでした。
ところが、東北新幹線の全線開通で流れたコマーシャル「MY FIRST AOMORI」は、一味違った全7話のドラマ仕立て。東日本では、話題になったようです。
CM中から新幹線のスピード感は感じませんが、青森に行ってみたいと、ぐっと情感に訴えかけるような構成です。JR東日本のCMは昔からクオリティが高いと思っていましたが、存分にその力量を魅せてくれた名作と思います。
そして九州新幹線全通でJR九州は、3段構えのCMを用意しました。
まずは1月、「新九州起動」のタイトルで所要時間をアピール。期待を高めます。
九州新幹線2枚きっぷCM
続いて2月には、九州新幹線2枚きっぷのCMで、お値段を宣伝。
そして開業直前の3月に始まったのが、「九州の歴史の先に」。
古代から近代へ、九州の歴史をフラッシュバックで。高度成長期の交通機関の発達の映像を織り込みつつ、井上陽水、アジア太平洋博覧会、ホークス優勝、シーサイドももち…それぞれの時代で九州をワクワクさせてきた映像を織り込み、
「どうして立ち止まってるの?」
「未来は明るいに決まってる」
と、新幹線に乗って新しい時代へ向かっていくという構成です。今まさに時代の転換点に立っているのだと、思わず感じられるようなCMになっていると思います。
「間もなく開業」編
これに平行して、九州縦断ウェーブで撮影されたCMも流されていますが、こちらも「一つの九州を作っていく」というJRの決心と、沿線の期待感を高めていくかのよう。
時代が変わり価値観も変わる中で、新幹線に期待されるものも変わってきているのでしょうか。これもまた一つの転換点なのかなと、東北、九州両新幹線のCMを見て思ったのでした。