Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

GW韓国【5】麗水エキスポ跡地と全羅線KTX

2013年05月10日 | ■韓国
 麗水(ヨス)という地名は、昨年万博が開かれた街として聞いたことがある方も多いのでは? 万博には行けなかったけど、万博を期に大きく変わったであろう麗水の様子を伺い見たくて、今回4年半ぶりに訪れてみました。


 ゆったりシートが心地よい特急・セマウルに乗って麗水着。


 麗水駅の位置はソウル方に移り、駅舎も新しいものに。駅名も麗水Expoに変わっています。いつまでもこの名前なのかな?


 駅は万博会場第3ゲート前。ゲートを入るとさっそく、デジタルギャラリーが出迎えてくれます。


 天井全体がスクリーン!迫力の映像が流れ続けていました。すごいスケール感です。


 デジタルギャラリーを抜けたところが正門で、旧麗水駅はこのあたりに位置していたそうです。旧麗水駅は街外れの寂しい場所といったイメージでしたが、万博景気を当て込んでか、店がぐっと増えていました。ただそのほとんどは、開いていないようです。


 韓国館、国際館などのパビリオンがありますが、開いている気配なし。


 麗水エキスポ海岸公園開園の垂れ幕。オープンは5月11日とのことで、この日はまだプレオープンの状態だった模様。どうりで、何も開いてないわけだ!プレオープンも4月20日からだったようで、きわどいタイミングだったようです。


 Big-Oも7月にオープンだとか。麗水というだけあり、さすがに海もキレイです。


 「スカイタワー」は、海水淡水化施設を兼ねているとか。


 麗水からは、在来線経由でKTXが走るようになりました。新型KTX「山河」に乗って、ソウル龍山まで3時間半の旅が始まります。


 順天までの間に車窓を飾る海。韓国では意外と海を眺められる路線が少なく、この他には江陵や釜山付近に例があるくらいです。ただ4年半前は、もっと海の近くを走っていました。KTX乗り入れに伴う路線改良とともに、海が遠くなったようで残念。


 順天から先も引き続き在来線を走るのですが、線形改良を行っており高速線と見紛うばかり。4年半前は立派な線路の上を、なんとももどかしい走りをしていましたが、KTXは速度を上げて快走します。


 もったいないなと思うのは、休止駅の数々。近年、韓国鉄道では鈍行列車の大幅削減を行っており、全羅線でも鈍行が全廃されてしまいました。鈍行のみが停車していた駅はご覧の通りの姿に。路線改良とともに完成したばかりの新しい駅なのに、「税金の無駄遣い」との批判は出ないのでしょうか?


 益山で光州方面からのKTXとドッキング。基本編成が短いKTX山河で見られる運用で、地方へのKTX網拡大に寄与しています。大田からは高速線に入り、ソウルまではひとっとびでした。