旅の実質的な1日目(9月27日)は、浅草から東武電車で日光へ。さらに野岩鉄道、会津鉄道とJRを乗り継いで裏磐梯を目指します。
東京駅でサンライズエクスプレスを降り、山手線電車で上野へ。さらに浅草線に乗り換え、浅草駅へと向かいます。
国内最古の地下鉄でもある浅草線は、無骨な鉄骨の骨組みや、ミニマムなサイズの構造物がお気に入り。乗り場が地下浅い位置にあるので、乗り降りに苦労しないという実用的なメリットもあります。
さらに「黄色い電車」の復活で、魅力が増しました。
浅草駅着。きれいにお色直しされていました。
事前にオンラインで購入していたチケットレス特急券を携帯電話に表示させ、優等列車用ホームへ。優美な流線型の観光特急「スペーシア」が待っていました。
90年デビューの「バブル世代特急電車」です。
ゆったりした個室を羨ましく眺めつつ…
普通車に乗車。しかしこちらも広めのシートピッチや足置きなど、JR特急の4列グリーン車をしのぐ水準。ゆったりとくつろげます。
狭くカーブした浅草駅のホームを縫うようにして、日光への旅路が始まります。
さっそく車窓を、隅田川と東京スカイツリーが飾りました。
車内には立派なビュッフェカウンターが備わっていますが、車販準備室としてしか機能していない模様。かつてはサロンに、英語が堪能な「スチュワーデス」が乗り込んでいたという東武特急ですが、サービス水準は一般特急レベルのようです。
小田急が「走る喫茶室」サービスを復活させ、東武もスカイツリー観光を期に飛躍しようとしている昨今、全盛期に立ち帰ったサービスもウケると思うんだけどなあ…。
さすが外国人も多く利用する特急だなと思えたのは、韓国語の車内放送があり、それも自然な言い回しだったこと。
聞き覚えのある声で、韓国鉄道公社の駅構内アナウンスの方の録音ではなかろうか?
下今市で、日光行き区間列車に乗り換え。1分の乗り換え時間なので乗客は焦り気味でしたが、接続列車でもあり、ゆっくり待ってくれていました。
わずか8分で日光着。観光案内所に飛び込み、おすすめコースを聞いて、そのコースを巡れるバスの1日乗車券を買いました。
さっそく世界遺産めぐりバスに乗車。秋晴れの、気持ちい天気の中を走って行きます。
まずは輪王寺の本堂へ。修復工事中で残念と思うか、貴重な光景と思うのかは見る人次第。
覆屋から修復中の様子や、反対側に目を向ければ日光の街中を一望することができて、期間限定の名所ともいえるかもしれません。
東照宮に行けば、そこらじゅうに修学旅行生が。山形県東根市の小学生からは、総合学習の時間で調べた、手作りの街の紹介リーフレットを貰いました。
全国から来る観光客に、私たちの街をPRしよう!という課題なんでしょうね。
東照宮も陽明門が工事中でしたが、豪華絢爛な建築に目を奪われました。
寺社仏閣の他に、日光で見たかった建築物がコレ、JR日光駅。洋館風の駅舎です。
コンコースはゆったりした作り。2階ホールのシャンデリアも見事です。
JRには普通列車しか走っていませんが、ジャパンレールパスが使えるので、外国人観光客の利用も多そう。日光の玄関口の役割を担います。
13時25分の電車に乗り、日光を離れます。
東武線の日光・鬼怒川方面で活躍する電車は、ボックスシート主体でくつろげる車内が嬉しいところ。旧国鉄の急行型電車にも通じます。
下今市で鬼怒川方面の電車に乗り換え。鬼怒川温泉は、特急を待つ観光客の姿が目立ちましたが、温泉街は廃ホテルが目立っていました。
東武線の最果て、新藤原着。無数のカーブを越え、勾配も登り詰めたどんづまりの終着駅といった雰囲気ですが、この先は野岩鉄道がつなぎます。
高架駅の川治湯本で下車。谷に降りると、今通ってきた線路が天空を貫いていました。
立ち寄り湯の「薬師の湯」でひと浴び。いい湯ではあったけど、露天という割に川は良く見えなかったな…と思いつつ湯上りに川沿いを歩いていたら、野趣満点の露天風呂が!
こちらも薬師の湯の一部なのだとか。通りから丸見えではあるけど気持ちよさそうで、こっちにも入りたかった!けど、列車の時間も迫っていたので泣く泣くパスしました。
4社直通でロングランする快速「AIZUマウントエクスプレス」で、一気に会津若松へ抜けます。
かつては名鉄「北アルプス」用の車両が活躍した列車ですが、今は一般車両での運行。転換クロスシートは快適ですが、特急車両のリクライニングシートを恋しくも思いました。
野岩鉄道区間内は、トンネルと橋梁で谷を結びます。こんなトンネル駅も。
会津高原尾瀬口からは会津鉄道の区間になりますが、電化区間は途中の会津川口まで続き、なかなか複雑。
会津川口駅には、リクライニングシートを備えた快速用の赤いディーゼルカーが昼寝していました。
列車はのどかな田園風景を快走します。「○○温泉駅」が続き、湯野上温泉駅は茅葺屋根に足湯も付いた、秘湯の雰囲気満点の駅。ただし乗客は用務客と学生が中心です。
すっかり日が暮れた会津若松で、磐越西線に乗り換え。猪苗代で降りてさらにバスで30分、裏磐梯の民宿に投宿しました。
夜の裏磐梯には何もないけど、秋晴れの夜空には、無数の星がまたたいていました。
ロビーに置かれた数日分の新聞は、すべて1面は原発の話題。この民宿も2年半前、大熊町からの避難者を受け入れていたそうで、仮設住宅に移った今でも時々遊びに来られているとのことです。
東京駅でサンライズエクスプレスを降り、山手線電車で上野へ。さらに浅草線に乗り換え、浅草駅へと向かいます。
国内最古の地下鉄でもある浅草線は、無骨な鉄骨の骨組みや、ミニマムなサイズの構造物がお気に入り。乗り場が地下浅い位置にあるので、乗り降りに苦労しないという実用的なメリットもあります。
さらに「黄色い電車」の復活で、魅力が増しました。
浅草駅着。きれいにお色直しされていました。
事前にオンラインで購入していたチケットレス特急券を携帯電話に表示させ、優等列車用ホームへ。優美な流線型の観光特急「スペーシア」が待っていました。
90年デビューの「バブル世代特急電車」です。
ゆったりした個室を羨ましく眺めつつ…
普通車に乗車。しかしこちらも広めのシートピッチや足置きなど、JR特急の4列グリーン車をしのぐ水準。ゆったりとくつろげます。
狭くカーブした浅草駅のホームを縫うようにして、日光への旅路が始まります。
さっそく車窓を、隅田川と東京スカイツリーが飾りました。
車内には立派なビュッフェカウンターが備わっていますが、車販準備室としてしか機能していない模様。かつてはサロンに、英語が堪能な「スチュワーデス」が乗り込んでいたという東武特急ですが、サービス水準は一般特急レベルのようです。
小田急が「走る喫茶室」サービスを復活させ、東武もスカイツリー観光を期に飛躍しようとしている昨今、全盛期に立ち帰ったサービスもウケると思うんだけどなあ…。
さすが外国人も多く利用する特急だなと思えたのは、韓国語の車内放送があり、それも自然な言い回しだったこと。
聞き覚えのある声で、韓国鉄道公社の駅構内アナウンスの方の録音ではなかろうか?
下今市で、日光行き区間列車に乗り換え。1分の乗り換え時間なので乗客は焦り気味でしたが、接続列車でもあり、ゆっくり待ってくれていました。
わずか8分で日光着。観光案内所に飛び込み、おすすめコースを聞いて、そのコースを巡れるバスの1日乗車券を買いました。
さっそく世界遺産めぐりバスに乗車。秋晴れの、気持ちい天気の中を走って行きます。
まずは輪王寺の本堂へ。修復工事中で残念と思うか、貴重な光景と思うのかは見る人次第。
覆屋から修復中の様子や、反対側に目を向ければ日光の街中を一望することができて、期間限定の名所ともいえるかもしれません。
東照宮に行けば、そこらじゅうに修学旅行生が。山形県東根市の小学生からは、総合学習の時間で調べた、手作りの街の紹介リーフレットを貰いました。
全国から来る観光客に、私たちの街をPRしよう!という課題なんでしょうね。
東照宮も陽明門が工事中でしたが、豪華絢爛な建築に目を奪われました。
寺社仏閣の他に、日光で見たかった建築物がコレ、JR日光駅。洋館風の駅舎です。
コンコースはゆったりした作り。2階ホールのシャンデリアも見事です。
JRには普通列車しか走っていませんが、ジャパンレールパスが使えるので、外国人観光客の利用も多そう。日光の玄関口の役割を担います。
13時25分の電車に乗り、日光を離れます。
東武線の日光・鬼怒川方面で活躍する電車は、ボックスシート主体でくつろげる車内が嬉しいところ。旧国鉄の急行型電車にも通じます。
下今市で鬼怒川方面の電車に乗り換え。鬼怒川温泉は、特急を待つ観光客の姿が目立ちましたが、温泉街は廃ホテルが目立っていました。
東武線の最果て、新藤原着。無数のカーブを越え、勾配も登り詰めたどんづまりの終着駅といった雰囲気ですが、この先は野岩鉄道がつなぎます。
高架駅の川治湯本で下車。谷に降りると、今通ってきた線路が天空を貫いていました。
立ち寄り湯の「薬師の湯」でひと浴び。いい湯ではあったけど、露天という割に川は良く見えなかったな…と思いつつ湯上りに川沿いを歩いていたら、野趣満点の露天風呂が!
こちらも薬師の湯の一部なのだとか。通りから丸見えではあるけど気持ちよさそうで、こっちにも入りたかった!けど、列車の時間も迫っていたので泣く泣くパスしました。
4社直通でロングランする快速「AIZUマウントエクスプレス」で、一気に会津若松へ抜けます。
かつては名鉄「北アルプス」用の車両が活躍した列車ですが、今は一般車両での運行。転換クロスシートは快適ですが、特急車両のリクライニングシートを恋しくも思いました。
野岩鉄道区間内は、トンネルと橋梁で谷を結びます。こんなトンネル駅も。
会津高原尾瀬口からは会津鉄道の区間になりますが、電化区間は途中の会津川口まで続き、なかなか複雑。
会津川口駅には、リクライニングシートを備えた快速用の赤いディーゼルカーが昼寝していました。
列車はのどかな田園風景を快走します。「○○温泉駅」が続き、湯野上温泉駅は茅葺屋根に足湯も付いた、秘湯の雰囲気満点の駅。ただし乗客は用務客と学生が中心です。
すっかり日が暮れた会津若松で、磐越西線に乗り換え。猪苗代で降りてさらにバスで30分、裏磐梯の民宿に投宿しました。
夜の裏磐梯には何もないけど、秋晴れの夜空には、無数の星がまたたいていました。
ロビーに置かれた数日分の新聞は、すべて1面は原発の話題。この民宿も2年半前、大熊町からの避難者を受け入れていたそうで、仮設住宅に移った今でも時々遊びに来られているとのことです。