Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

年末年始、東北へ【14】AUGAの衝撃

2012年02月18日 | ■建築&街づくり
 もう2月もなかばですが、まだまだ続きます、年末年始の東北旅レポ。
 普通列車ばかりを乗り継ぐ、東京から東北への北上行も、1月3日、ついに北端の青森市に到達しました。ひさびさに青函連絡船・八甲田丸を見物した後は、コンパクトシティを標榜する青森市のまちなかへ。


 なるほど、狭い範囲に店があつまっていて、いい具合に人通りも多く、賑わって見えます。


 そしてこちらが、まちなか活性化の成功例として語られることが多い複合ビル・AUGA。ポップな外観から受けるイメージ通り、1~4階はファッション関係のテナントがずらりと並び、若い世代で賑わっていました。


 しかし、AUGAがすごいのはその上。6~8階は、青森市立図書館になっているのです。


 男女共同参画プラザや、大学の街なかラボなんかも併設。


 公共施設フロアの吹き抜けには、参考書を広げる学生の姿があちこちに。よくよく考えてみたら、ファッションビルと図書館の利用者は世代的にも重なる部分は多いわけで、複合化で起きるシナジー効果は大きいのかもしれません。
 若者が集まる背景に、電車の本数の少なさが挙げられることもあります。ただ駅で待っているより、本を読んだり勉強したりしている方が、有意義ですね。

 青森市の人口は30万弱と、久留米市と同規模なだけに、何かと参考になる施設だとは思いますが、駅の位置関係や電車の本数を考えると、簡単に真似はできないのかなとも思いました。


 ちなみに図書館フロアは1月2日からオープンしており、運営面も「公共施設離れ」しています。


 ここまでだと理解できる話ですが、地下に降りると更に驚くべき施設が。なんと、昔ながらのイメージそのままの「市場」が入っているんです!


 市場の各店舗でも新鮮な魚介類を食べられるし、フードコートコーナーも居酒屋的に使えます。


 僕もここで、地酒とともに じゃっぱ汁を頂きました。

 夕方6時を過ぎていて、市場のほとんどの店が閉まっていましたが、駅前でもあるし、昼間は観光客で賑わうのだろうなと想像。ところが翌朝行ってみると、人でごった返すという雰囲気にまでは至っていませんでした。
 1月4日、まだまだ帰省ラッシュのシーズンで、お土産を買い求める人が多いのかなと思ったんですが… 新幹線開業で、新青森へ玄関口が移ったことが影響しているのかもしれません。

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