登米市北東部の嵯峨立地区から、東側の米川地区まで山越えの古道が通じていて、
藪に悩まされながらも、今でも道形をたどることができます。
ただ道形どおりに歩いていては、狙いの草木に出合うことができないので、これに着かず
離れずで尾根筋を上がっていきます。
雑木に覆われた尾根筋を30分ほど上がると、南に開いた平坦地に出ました。
以前踏査した際に、ミヤマシキミの茂みを見つけていたので、赤い実が生っていることを
期待して訪れてみました。
二枚とも2018.2.16撮影
この平坦地には段が切られていたり、通路らしき坂道が残されていたりで、かつては人家があった
ことを想像させます。茶店のようなものか、或いは木こりの住まいだったのか・・
ミヤマシキミの茂みは、そんな平坦地の上辺あたりにあります。左右に5~6m、前後に2mほどあり、
樹高は1.5mほど。ミヤマシキミとしては大振りな方でしょう。
ただ、残念ながら赤い実は一つも生っていませんでした。
その代わり、たくさんのツボミを付けていましたから、春が楽しみです ♪
ミヤマシキミは雌雄異株ですから、実がなっていないということは、雄株のみの茂みかも知れません。
かつて人家があった頃に、人の手で雄株が植えられた可能性もあります。
或いは隔年で実が生るのかも知れません。来年も訪れて確認したいものです。
2018.2.16撮影
ミヤマシキミは2016年の2月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
ミヤマシキミ たくさんの幼木
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