一関市花泉町永井地区北部、丘陵地の間の水田奥に溜池があって、その土手はお盆の頃までは
刈り払いされていないことを思い出し、何か咲いているかも知れないと訪れてみました。
土手上にはカセンソウが群生していますが、花はすでに終わっていて、茶褐色の花ガラが付いて
いるだけです。2週間くらい遅かったようですね。
土手上から北向きの法面を見下ろすと、下の方に黄色い花が群れ咲いているのが見えます。
草が茂る中を下っていくと、黄色いのはカセンソウの花で、まだ観られるレベルです。
北向きの法面ですから、いくらか花の盛期が遅くなったものと推測されます。


二枚とも2019.8.6撮影
キク科の植物の花の多くは、丸く密集した1つの花のように見えますが、実はたくさんの花が
集まったもので、このような花の集まりを頭花と呼びます。
外側の花びらのように見えるもの1つ1つを舌状花、真ん中の少し盛り上がった部分は多数の
小さな筒状の花が集まっていて、その形状から筒状花と呼びます。
真ん中の筒状花は小さいにも関わらず、雄しべと雌しべを備えた両性花です。
舌状花には雌しべしかなく、筒状花から花粉をもらわなければ受粉できませんが、そのためか
花を大きく見せて、昆虫を呼び寄せる働きがあります。
どちらの花も結実して、冠毛が付いた種子を風散布します。

2019.8.6撮影
カセンソウは2015年の7月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
土手に咲くカセンソウ
刈り払いされていないことを思い出し、何か咲いているかも知れないと訪れてみました。
土手上にはカセンソウが群生していますが、花はすでに終わっていて、茶褐色の花ガラが付いて
いるだけです。2週間くらい遅かったようですね。
土手上から北向きの法面を見下ろすと、下の方に黄色い花が群れ咲いているのが見えます。
草が茂る中を下っていくと、黄色いのはカセンソウの花で、まだ観られるレベルです。
北向きの法面ですから、いくらか花の盛期が遅くなったものと推測されます。


二枚とも2019.8.6撮影
キク科の植物の花の多くは、丸く密集した1つの花のように見えますが、実はたくさんの花が
集まったもので、このような花の集まりを頭花と呼びます。
外側の花びらのように見えるもの1つ1つを舌状花、真ん中の少し盛り上がった部分は多数の
小さな筒状の花が集まっていて、その形状から筒状花と呼びます。
真ん中の筒状花は小さいにも関わらず、雄しべと雌しべを備えた両性花です。
舌状花には雌しべしかなく、筒状花から花粉をもらわなければ受粉できませんが、そのためか
花を大きく見せて、昆虫を呼び寄せる働きがあります。
どちらの花も結実して、冠毛が付いた種子を風散布します。

2019.8.6撮影
カセンソウは2015年の7月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
土手に咲くカセンソウ
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