一関市花泉町日形地区北部、北上川に注ぐ小河川沿いに10枚ほどの耕作放棄田があり、そこに
ミソハギの花を見つけたのが2週間前。その時はまだ数本しか咲いていなかったので、お盆の
頃ならたくさん咲いているだろうと予測し、この日再訪してみました。
予想どおり放棄田の草地や水路跡に、たくさんのミソハギが咲いていました。
ミソハギの別名に「盆花」というのがありますが、まさにそのとおりで今が花の盛りです。
生花店などないかつての山村では、お盆の墓参り用に家の花壇や墓近くの畑に、必ず植えて
いた野草です。
二枚とも2019.8.12撮影
ミソハギの名の由来は、ハギに似ていて、禊(みそぎ)に用いたことにあるようです。
祭事やお盆の迎え火をたく前に、この花穂で周囲に水を掛ける風習が残っている地域があって、
「禊ぎ萩」が転訛してミソハギになったとする説があります。
花の時季のミソハギの全草には薬効があり、これを天日乾燥させたものを千屈菜(せんくつさい)
と呼んで生薬として用います。下痢止め、急性腸炎、膀胱炎、浮腫などに民間薬として煎じて用
います。また煎液を外用として、あせも、かぶれに、また靴擦れ、切り傷などの止血に用いるよ
うです。有効成分は配糖体サリカイリン、タンニン、コリンなど。
二枚とも2019.8.12撮影
ミソハギ科ミソハギ属の多年草で、北海道~九州に分布し、草丈は50~120cm。
水路沿いや湿地周辺、畦道や耕作放棄田などの湿った場所に自生し、日当たりを好む。
細い地下茎を伸ばして、節から茎を立ち上げ、しばしば群生する。全体に無毛で、茎は4綾形。
葉は対生し、葉身は広披針形で長さは2~6cm、先端は鈍頭。柄はごく短い。
花期は7〜8月、花は苞葉の腋に1~3個づつ付き、萼筒は長さ5~8mmで、針状の付属体が
開出して付く。花弁はふつう6個、紅紫色で長さ6~7mm。雄しべは12個、雌しべは1個。
苞は広披針形~長楕円形で、葉縁に毛状突起がある。
果実は蒴果で長さ4~5mmの長楕円体、熟すと裂開して種子を散布する。
種子はゴマ粒状で長さ0.8mmほど。
ミソハギの花を見つけたのが2週間前。その時はまだ数本しか咲いていなかったので、お盆の
頃ならたくさん咲いているだろうと予測し、この日再訪してみました。
予想どおり放棄田の草地や水路跡に、たくさんのミソハギが咲いていました。
ミソハギの別名に「盆花」というのがありますが、まさにそのとおりで今が花の盛りです。
生花店などないかつての山村では、お盆の墓参り用に家の花壇や墓近くの畑に、必ず植えて
いた野草です。
二枚とも2019.8.12撮影
ミソハギの名の由来は、ハギに似ていて、禊(みそぎ)に用いたことにあるようです。
祭事やお盆の迎え火をたく前に、この花穂で周囲に水を掛ける風習が残っている地域があって、
「禊ぎ萩」が転訛してミソハギになったとする説があります。
花の時季のミソハギの全草には薬効があり、これを天日乾燥させたものを千屈菜(せんくつさい)
と呼んで生薬として用います。下痢止め、急性腸炎、膀胱炎、浮腫などに民間薬として煎じて用
います。また煎液を外用として、あせも、かぶれに、また靴擦れ、切り傷などの止血に用いるよ
うです。有効成分は配糖体サリカイリン、タンニン、コリンなど。
二枚とも2019.8.12撮影
ミソハギ科ミソハギ属の多年草で、北海道~九州に分布し、草丈は50~120cm。
水路沿いや湿地周辺、畦道や耕作放棄田などの湿った場所に自生し、日当たりを好む。
細い地下茎を伸ばして、節から茎を立ち上げ、しばしば群生する。全体に無毛で、茎は4綾形。
葉は対生し、葉身は広披針形で長さは2~6cm、先端は鈍頭。柄はごく短い。
花期は7〜8月、花は苞葉の腋に1~3個づつ付き、萼筒は長さ5~8mmで、針状の付属体が
開出して付く。花弁はふつう6個、紅紫色で長さ6~7mm。雄しべは12個、雌しべは1個。
苞は広披針形~長楕円形で、葉縁に毛状突起がある。
果実は蒴果で長さ4~5mmの長楕円体、熟すと裂開して種子を散布する。
種子はゴマ粒状で長さ0.8mmほど。
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