登米市東和町、山地中腹の林道を下って行くと、杉林を通り抜けて明るい雑木林の中を通
るようになります。林床に笹類が生えていないので自由に歩き回れ、沢近くまで下ってみ
ると、南向きの斜面のあちこちにカタクリの葉が出ていて、二つ葉の中には中心から花茎
を伸ばしてツボミを付けている株が幾つかありました。
カタクリは種子で増える植物で、発芽後5~6年は一枚の葉を出すだけです。
6~7年経つと鱗茎が大きくなって二枚の葉を出すようになり、そこでようやく花を咲か
せるようになります。ここの林床ではほとんどが一枚葉でしたから、まだカタクリが生え
始めてからの年月が浅いのではないでしょうか。
林道をさらに下って集落近くまで行くと、南向きの斜面にはたくさんのカタクリが咲いて
いました。標高差100m程度でも、花期が何日かずれるのでしょうね。
三枚とも2024.4.2撮影
カタクリは2015年の4月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/158aa85ed359d27eca473733eed3e1ac
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