里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ツルドクダミ 五分咲きの花

2017-10-08 | 日記

東松島市上下堤地区の丘陵の崖地に、ツルドクダミが茂っているのを見つけた
のは二週間前のこと。その時は残念ながらツボミの状態で花を見られなかったため、
時季を見計らって再訪しました。

今度は花を見ることはできましたが、まだ五分咲きですね。
乳白色の微小な花ですから、花の盛りでないと見ごたえがありません。
盛りは一週間後でしょうか。時季を記録し、来年こそは盛期に訪れたいものです。




                        二枚とも2017.10.4撮影

ツルドクダミの塊根を乾燥した物が、生薬の何首烏(カシュウ)です。
昔から不老長寿の妙薬といわれ、強壮・強精剤として珍重されてきました。
調べてみると、上記以外にも様々な効能があるようです。

カシュウは脱毛や若白髪に対する効果があり、市販の育毛剤にも配合さています。
その他にも緩下、健胃、整腸などの作用や、最近では血液中のコレステロールを低下
させる効果が見つかるなど、多くの効果が期待されている生薬です。
有効成分はアントラキノン類のクリソファノール、エモジン、レシチンなど。
ただ、国立健康栄養研究所の報告によると、黄疸や吐き気などの急性肝炎、肝障害が
多数報告されているとのこと。安易な服用は避けた方が良いようです。




                        二枚とも2017.10.4撮影

ツルドクダミは今年の9月下旬に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。

ツルドクダミ 松島丘陵の崖地



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