宮戸島里浜の南方、新しい防潮堤付近から、地図にない山道が南西方向へ上がって
います。常緑広葉樹の間を上がっていくので、入口あたりはまるで緑のトンネルのような
雰囲気があります。丘陵上の畑に出る道と推測し、これを上がって行くと両側が壁状の
切通しになり、その壁面に大型の常緑羊歯が枝垂れています。
葉の形や、なめし革のような質感から、コモチシダですね。
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東松島市南部の宮戸島、里浜から農道で南西に向かうと、津波を被った農地が復旧していて、今年は麦が栽培されており、今は芽が伸び始めたところです。麦畑の外周には新しい農道が廻らされていて、その路肩には点々と何かの緑葉が芽生えています。ハハコグサやタネツケバナのロゼット葉が多いですね。路肩のさまざまなロゼット葉に注目して歩いていると、精緻なつくりのロゼット葉を見つけました。初めて見るロゼット葉で、つくりは . . . 本文を読む
石巻市北上町十三浜地区、国道から一本の林道が丘陵へ上がっているので、道草
すべくこれをたどると、山側法面に常緑の小型羊歯が点々と生えています。
歩み寄って確認すると、トラノオシダですね。
崖地や林道法面、石垣やコンクリート構造物の隙間などに生えていて、特に探さずとも
散歩などでも見かける羊歯植物です。
二枚とも2018.2.4撮影
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石巻市北上町十三浜地区、海岸から程近い丘陵を上っていくと、落葉広葉樹が茂る
なだらかな稜線に出ました。稜線上の高みに向かって、ツツジなどの潅木をかき分けて
ゆるやかに上っていくと、杉や樅などの針葉樹が7~8本そびえる一角があって、その
木陰にミヤマウズラが点々と生えていました。
常緑の野生ランで、夏に小さな花は咲きますが、それよりも葉に入る斑紋の変化を楽しむ
愛好家の方が多いようです。
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石巻市北上町十三浜地区、漁港近くの林道を上がって行くと、山裾の向陽地に緑葉が
叢生しています。耕作放棄畑を越えて歩み寄ると、ヒガンバナの冬越しの葉ですね。
大株になると、100枚以上も葉を叢生するようです。
ヒガンバナを言い表す言葉として「葉見ず花見ず」というのがあります。
これは、花が咲く時には葉がなく、葉が茂っている時には花が咲かない、ということを
表しているのだそうです。
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