里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

コモチシダ 宮戸島の切通し

2018-02-14 | 日記
宮戸島里浜の南方、新しい防潮堤付近から、地図にない山道が南西方向へ上がって います。常緑広葉樹の間を上がっていくので、入口あたりはまるで緑のトンネルのような 雰囲気があります。丘陵上の畑に出る道と推測し、これを上がって行くと両側が壁状の 切通しになり、その壁面に大型の常緑羊歯が枝垂れています。 葉の形や、なめし革のような質感から、コモチシダですね。                      . . . 本文を読む

キツネアザミのロゼット葉

2018-02-12 | 日記
東松島市南部の宮戸島、里浜から農道で南西に向かうと、津波を被った農地が復旧していて、今年は麦が栽培されており、今は芽が伸び始めたところです。麦畑の外周には新しい農道が廻らされていて、その路肩には点々と何かの緑葉が芽生えています。ハハコグサやタネツケバナのロゼット葉が多いですね。路肩のさまざまなロゼット葉に注目して歩いていると、精緻なつくりのロゼット葉を見つけました。初めて見るロゼット葉で、つくりは . . . 本文を読む

トラノオシダ 常緑の小型羊歯 

2018-02-11 | 日記
石巻市北上町十三浜地区、国道から一本の林道が丘陵へ上がっているので、道草 すべくこれをたどると、山側法面に常緑の小型羊歯が点々と生えています。 歩み寄って確認すると、トラノオシダですね。 崖地や林道法面、石垣やコンクリート構造物の隙間などに生えていて、特に探さずとも 散歩などでも見かける羊歯植物です。                              二枚とも2018.2.4撮影 . . . 本文を読む

ミヤマウズラ 常緑の野生ラン

2018-02-07 | 日記
石巻市北上町十三浜地区、海岸から程近い丘陵を上っていくと、落葉広葉樹が茂る なだらかな稜線に出ました。稜線上の高みに向かって、ツツジなどの潅木をかき分けて ゆるやかに上っていくと、杉や樅などの針葉樹が7~8本そびえる一角があって、その 木陰にミヤマウズラが点々と生えていました。 常緑の野生ランで、夏に小さな花は咲きますが、それよりも葉に入る斑紋の変化を楽しむ 愛好家の方が多いようです。   . . . 本文を読む

ヒガンバナ 冬越しの葉

2018-02-06 | 日記
石巻市北上町十三浜地区、漁港近くの林道を上がって行くと、山裾の向陽地に緑葉が 叢生しています。耕作放棄畑を越えて歩み寄ると、ヒガンバナの冬越しの葉ですね。 大株になると、100枚以上も葉を叢生するようです。 ヒガンバナを言い表す言葉として「葉見ず花見ず」というのがあります。 これは、花が咲く時には葉がなく、葉が茂っている時には花が咲かない、ということを 表しているのだそうです。      . . . 本文を読む