一関市花泉町日形地区北東部、小河川沿いを遡っていると、南向きの岩壁に茎を立てた植物
が点々と生えています。この岩壁は太古の薄衣礫岩からなっているため凸凹が大きく、岩壁
を好む植物が多いように思われます。葉が厚くてやわらかく、3輪生ですからミツバベンケ
イソウでしょう。まだ花は咲いていませんが、滅多に出合えない希少種ですから、自生地を
記録するために記事をアップします。
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一関市花泉町日形地区北東部、北上川に注ぐ小河川沿いの岩壁で、ツルキンバイと思しき
根生葉を観察したのが今年の3月中旬でした。花を観察しないと種を同定できないので、
花期と予想したこの時季に再訪してみました。
3月中旬に観察した際の記事は、下の青字をクリックして参照願います。
ツルキンバイの根生葉か
崖下を川沿いに上がって行くと、コケに覆われた岩壁に黄色い小花が点々と咲いているのが
見えます。歩み . . . 本文を読む
南三陸町入谷地区西部、沢沿いの林道を上がって行くと、北側の山腹に作業道が開削されて
いますが、ずいぶん荒れていて法面が崩れかけています。
車両が走行する林道よりも、荒れた作業道の方が面白い植物に出合うことが多いため、これを
上がってみることにしました。
山側から何本もの枯木が倒れこんでいて、作業道を塞いでいます。かなり腐朽の進んだ倒木で
すからすでに細枝は落ちていて、残った太い幹を跨いで先へ進みま . . . 本文を読む
東松島市野蒜地区の丘陵地沿いの農道を歩いていると、斜面から枝垂れ気味に枝を伸ばして
いる木があり、泡ぶくのような黄白色の花をたくさん付けています。ニワトコの花ですね。
山裾や道路の法面、伐採跡地などに茂っているのをよく見掛けます。
ニワトコを漢字表記すると「庭常」で、これは葉が食用になり、葉や枝が薬用に用いられる
など用途が多いため、かつては庭によく植えられていたことからの命名といわれています。 . . . 本文を読む
東松島市大塚地区北部、丘陵地の鞍部を越える農道があって、その峠部分は切り通しになって
います。切り通し辺りはやわらかな凝灰岩層ですから、少し水が滲みだしているようで、羊歯
が繁茂している箇所もあります。
そこで見つけたのがベニシダで、タイミングよく巻いた新芽が伸び始めていました。
二枚とも2019.5.1撮影
新芽はゼンマイのよ . . . 本文を読む