里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ツルキンバイの花 日形の岩壁

2019-05-10 | 日記
一関市花泉町日形地区北東部、北上川に注ぐ小河川沿いの岩壁で、ツルキンバイと思しき
根生葉を観察したのが今年の3月中旬でした。花を観察しないと種を同定できないので、
花期と予想したこの時季に再訪してみました。
3月中旬に観察した際の記事は、下の青字をクリックして参照願います。
ツルキンバイの根生葉か

崖下を川沿いに上がって行くと、コケに覆われた岩壁に黄色い小花が点々と咲いているのが
見えます。歩み寄って観察すると、数年前に大和町の長倉山で観察したツルキンバイの花と
同じですし、3小葉の特徴も合致します。




                              二枚とも2019.5.6撮影

今回の観察で気づいたのは、3小葉に2種類あるということ。
3月中旬に観察した3小葉が大きくなるものと思っていたのですが、その3小葉は小さいまま
で残っていて、色も幾分くすんだ緑色です。大きな3小葉はその後出てきたもののようで、葉
の色も新鮮な緑色をしています。

川向かいの岩壁も確認すると、ここにもツルキンバイの小群落がありましたし、林道沿いの
岩壁や別の沢の岩壁にも小群落がありました。
このあたりに広く分布している、薄衣礫岩とツルキンバイの相性が良いのでしょうね。


                                  2019.5.6撮影

ツルキンバイは2016年の5月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
ツルキンバイ 北限の自生地か





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