里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ツルマサキ 崖地の幼木

2021-03-16 | 日記
登米市東和町米川地区北東部、集落道から急な林道を上がって行くと、山側が急斜面になっていて一部に岩が露出しています。よく見ると、岩に何か植物が密生しているような ? 幸いなことに、灌木を伝えば岩まで登って行けそうです。 岩まで登って確認すると、小さな葉のつる植物が貼り付くかのように這いまわっています。常緑のつる性木本ですから、ツルマサキかテイカカヅラの幼木でしょうね。この両者の幼木の葉はよく似てい . . . 本文を読む

ベニチャワンタケ 早春のキノコ

2021-03-14 | 日記
一関市藤沢町黄海地区南西部、峡谷の中腹に開削された林道を下って行くと、崖下の落葉の間に朱色のキノコのようなものが見えます。ヒイロチャワンタケでしょうか ? 落葉を除けてみると、形が椀というよりも深い壺形をしていて、内側の色は濃い朱色で、外側が白色です。質は軟骨質で、人の耳介のような質感です。 崖下が落葉溜まりになっているので、腐葉土に生えているのかと思いましたが、指先で探ると枯枝から生 . . . 本文を読む

ヤマネコノメソウの根生葉

2021-03-12 | 日記
一関市藤沢町黄海地区南西部、山中での踏査を終えて、小河川に並行する林道を下って行くと、斜面下の路肩などに何かの根生葉が点々と生えています。近くで確認すると、葉が丸いのでネコノメソウかその仲間のように見えます。株によっては、根生葉の間から茎葉かツボミらしきものも見えます。                               二枚とも2021.3.4撮影 生えていたのは林道路肩や崖 . . . 本文を読む

シャク(セリ科)の根生葉

2021-03-10 | 日記
登米市東和町嵯峨立地区北部、小河川に並行する作業道を上がって行くと、斜面下や林縁にたくさんの根生葉が生えています。その葉はシダの葉のように羽状に細かく切れ込んでいますから、シャクかその仲間と思われます。今は日当たりがよいのですが、木々の葉が開き始めると木陰になるような場所です。                               二枚とも2021.3.4撮影 葉は2回羽状複葉で . . . 本文を読む

オオハナウドの根生葉

2021-03-07 | 日記
登米市東和町嵯峨立地区北部、小河川に並行する作業道を上がって行くと、下には流れの割に広い河川敷や河畔林が広がっています。暖かな日差しを受けて、河川敷には何かの根生葉らしき緑が散生しています。少し斜面を下ってから、河川敷を横切って行くと、根生葉の多くはタネツケバナやハコベのたぐいですが、そんな中に深裂した大きな葉が生えているのを見つけました。これは河畔に多いオオハナウドの根生葉と思われます。 . . . 本文を読む