白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

山の日はのんびり山三昧 

2017年08月13日 21時36分06秒 | 登山

8月11日。山の日。

暑い日が続くので、裏山に避暑に行くことにした。

裏山というのは草津白根山と、となりの本白根山。

この草津白根山は活火山で、この夏まで立ち入り禁止になっていた。

夜も交通規制がかかっていたが、解除になった。

駐車場から10分ほどで登れる。

それでも標高は2,160メートルあって、それなりの高山なのである。

一方、となりにある本白根山は2,171メートルで少し高い。

この山は少し歩きごたえがある。

リフトもかかっているが、もちろん使わない。

山頂付近の旧噴火口にはコマクサの群落がある。

 

赤やピンクのコマクサが一般的だが、まれに白いコマクサもある。

結構有名なので、ほどほどの数の登山者がいる。

繰り返すようだが、裏山なので、ほとんど毎年コマクサを見に来る。

 

 

 

 

この季節、高山の短い夏が駆け足で過ぎ去ろうとして、花たちもあわただしく秋へ装いを替えようとしていた。

季節が移ろうとする、この哀しい、そのくせ涼やかな、心の奥がツンとするような微妙な瞬間がとても好きだ。

この遊歩道最高地点の2,150メートル地点が、立ち入れる最高地点。

ここに腰を下ろし、かみさんと二人、のんびり花や山々を眺めた。

このおにぎりの中身は梅干。

この梅干しは、我が家で採れた梅とシソを使って初めて作った。

コンビニで買ったものより格段に旨かった。

コマクサの群落地から少し離れたところに鏡池がある。

人もあまり来ないし、神秘的な雰囲気もいい。

この池の周辺で、アサギマダラが優雅に舞っていた。

 

 

 

 

様々な花が咲いて、その間を僕らはこの上なくゆっくり歩いた。

近くの山を雲が急ぎ足で流れていた。

周回して、元に戻り、駐車場手前の由美池に立ち寄った。

湿原に、ワタスゲが咲いていた。

本当に綿のようなものがついている。

一面の緑の中に、白が際立つ。大好きな風景だ。

 

駐車場に戻る。

再開したレストアイスで、クマザサの入った湯釜ソフトを食べる。

濃厚な味だ。

ついでに白根山へも表敬訪問。

ヤナギランの花。

コバルトブルーの湯釜。

このあとレストハウスに戻り、腹ごしらえ。

焼きネギラーメンという一品。

香ばしく、さっぱりしていて口に合う。

 

珍しく、のんびりした山時間を過ごした。

思えば、このような山が裏山としてあるなんて、なんと恵まれているのだろう。

2日前にはすぐ隣の横手山(2,307メートル)に登ったばかり。

このところ山づいている。