2月10日、ぼくたちは日本橋から京の三条大橋に向けて旅立った。
この正月、中山道を完歩したのに続いて次は東海道。かみさんはこの2月で還暦を迎える。
ぼくは一昨年還暦を過ぎた。
これまでの仕事をリタイアして、職業訓練校に通い、再就職もした。
今度の仕事は休日はキチンと取れるので、土日を利用して歩きにいける。
今回は日本橋から築地に立ち寄り、北海五色丼を食べた。
色々な店が軒を並べ、大勢の人々が思い思いに歩き回っている。
色々なものを食べてみたいが、一度には食べられない。
本道に戻り、品川宿を目指す。
この辺りは、落語の舞台。
『品川心中』。『芝浜』。『宮戸川』の小網町。『鈴ヶ森』。
遠く江戸の時代に思いを馳せながら第一日目は京急雑色駅まで。
鶴見で宿泊。
翌日は川崎宿を越えて横浜駅まで。
そのあとは横浜中華街で小龍包に舌鼓。
薬500キロの長い道のりだが、千里の道も一歩から。
始めなければ、どこへも行きつかない。
桜が咲くころには箱根を越えられるだろうか。
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