白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

初めて公民館の調理実習室を使ってみた なんとエアコンが無い!

2024年07月23日 07時45分32秒 | 日記
毎月のそばの会はこれまで地域の住民センターを借りていた。
ところが、今月は来週に控えた村の夏祭りの準備やら、学校が夏休みに入り、子供たちの奉仕活動の掃除などが重なり、住民センターが使用できなくなった。
急遽村の公民館を借りようと思い立ち、借りられるかどうか恐る恐る窓口に行ってみた。利用者登録をすれば借りられるという。料金は無料。場所は調理実習室。
当日は住民センターからそば打ち台やこね鉢、包丁などを運び、準備に大わらわだと思ったら、参加者の一人が電話をくれて、運ぶのが大変だと思うから手伝うという。
その気遣いがうれしい。
道具を乗せて行ってみると、別の参加者が会場の窓を開けたり換気扇を回したり、準備をしてくれていた。
長年そばを打つことだけやってきたが、その間に培われた連帯感がこれに繋がったんだなと気持ちが暖かくなる。
この調理実習室は、なんとこの部屋だけエアコンが無い。
梅雨も明け、外は灼熱地獄。
急遽かみさんに電話して、自宅の扇風機を二台運んでもらう。
そんな風にして七月のそば会が始まった。

今回初めて参加する人がいる。
その為、自分はその人に付ききりになる。
だが、他の人たちはもう自力で打っていける。
一年前は『次どうするんだっけ?』の連発だったことを思えば隔世の感がある。これも積み重ねの成果。









初めての参加者も五人前のそばを持ち帰ってもらうので、今回のそばサロン(交流会)は茹で方の実習。
その為のそばを、朝自宅で打って持参した。
それぞれに茹でてもらい、試食してもらった。








『うちもこれくらいの大きさの鍋が欲しいな』
そんな話を何気なく訊いていると
『やっぱり一人前づつ茹でた方が良いんかな』

《ええぇっ、小さい鍋で、一度に二人前づつ茹でていたのかい!何年も》

『大きい鍋で一人前づつ、これが基本です。』

調理実習室は今後改修予定だという。換気扇も数力が弱いし、ブラインドのひもも引いたら切れてしまった。
確かに暑かったはずだが、そば打ちを始めると『心頭を滅却すれば火もまた涼し』。暑さなど忘れてしまった。これは自分だけではなく、他の参加者の顔を見てもそうだと判る。
今回のことで、地域の住民センターのありがたさが身に染みた。
道具を置かせてもらえる。エアコンがある。補助金も区から頂ける。

そば打ちと茹でて盛り付けるという作業がそれぞれ出来るようになった。
密かにもくろんでいる数量限定の小さなそば祭りの開催も視野に入ってきた。
分担して、みんなでやる。ゆるーく、楽しくやる。

新しく参加した人は、家でおいしくそばを食べられただろうか。
奥さんの感想はどうだろうか。今度訊いてみよう。



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