店員さんから、「あッ、あの人、大した買い物もしないの
にまた来ている」と思われているかもしれないのだけれど、
青柳さんにとっては楽器屋さんは大切なのだ。
街の居酒屋さんより、パチンコ屋さんより、そして、考え
ようによってはメシ屋よりギター屋さんが大切。旅に行っ
ても、観光地を歩くより、まずは、地元のギター屋さんを
探す(笑)。
ギター友達の話を総合すると、東京圏のギター屋さんに
も今回の地震による被害が出たという。地震が起きて落ち
着きが出てきて、いつもお世話になっているショップの方々
にメールや電話をしたら、一応に、「大した事はない」という
話だったのだけれど、この辺りでは、どうやらイシバシの池
袋のお店の被害が大きかったようだ。
あの店には、ギブソンのチェットアトキンスのセミアコと今、
メインで使っているストラトを世話してもらったのだ。実際に
店頭に行ってみると大量の被害に遭遇したギターが訳あり
品となり販売されていた。もしかしたら、100本近い楽器が
被害に遭ったのだろう(表示には、紳士な企業姿勢が見ら
れた。何となく傷ものとして売るのでなく、ちゃんと震災によ
りと表示されていた)。顔見知りの店員さんと話をしていて
も言葉に詰まった。
イシバシさんに限らず、他の楽器店さんも少なからぬ被害
があったと想像する。青柳さんは、無宗教の人だけれど、ギ
ターの神様はいると思っている。
ギターの神様は見ていてくれています。
がんばれ、全国のギター屋!! ギターマン!!
路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
「大地震をぶっ飛ばせ!!」
http://pub.ne.jp/solo_solo/
追記・地震は高額楽器、安価な楽器を区別しない。
しかし、安価な楽器は密集して吊るされているので
ぶつかりはしても落下は少なく、高額な楽器は高い
位置に余裕を持って掲げられたからこそ揺れて落下
したと想像する。悲しい。