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第3話。
路上の人は知っているけれど一般のミュージシャンに
知られていないのが、路上演奏をする事をメインとした「演
奏旅行」。最終目的地を決めて、その間の駅にできるだ
け下車して駅前広場で演奏をして行く。これが最高なのだ。
駅に降り、楽器を広げて演奏しただけで、その街の雰
囲気が手をとるようにわかる。当然の事ながら、止まって
くれた人は現地の今をこれでもか、という位、教えてくれる。
こんな旅は、ミュージシャンじゃないとなかなかできないだ
ろう。
路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
http://pub.ne.jp/solo_solo/
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青柳文信著「路上ライブを楽しむ本」読書直前ワクワク紹介
「持つべきは、ヒッピーな友達だ。サンキュー、13号倉庫!!」
http://www.stickam.jp/video/179719778
追記。こうした演奏旅の場合、聴き手は黙っていても、この
街の知る人ぞ知るマニアな店を教えてくれる。「あそこの
店のうどんは絶対、食べて帰って下さい」(笑)みたいなノ
リで。そんな話の中で青柳さんにとって嬉しいのは、マニア
な音楽の店情報。
今回、一ノ関の人に紹介してもらったのが、駅から歩い
て数分の所にある「れのん」。店内には、長見順さんや遠
藤ミチロウさんの公演チラシに混じって、夥しい数の旅系
ミュージシャンのチラシがあった。
まだ、夏は終わったわけではない。そして、過酷な旅も
こなしやすい秋がくる。楽器の弾けるあなたに申し上げた
い。
「旅に出ようぜ!!」
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