こういう話をきくと、「いいな」と思うのだ。昔、YMOの細野さんと「機関車」の曲を歌った小坂忠さんは米軍から払い下げになったハウスに住んでいた。そして、彼らのハウスとは、糸電話でつながれていたという。少し前、仲良くさせてもらっているオレンジカントリーブラザースのラップスチール奏者の谷口さんが参加したハイドパークコンサートが、狭山公園で開かれた。その時、いくつかの媒体で「基地の文化」に関する報道があって、今日は、バイクを飛ばして、その中核である「ジョンソンタウン」に行ってきた。駅近くの不動産屋で調べると家賃は高め。今やお金のないミュージシャン達がこぞって住める所ではない。しかし、その頃の雰囲気はわかる。いい時代があったものだ。路上音楽情報紙ダダ・青柳文信