そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

読者に苦痛を与える「SEO本」

2022-07-15 13:10:19 | 日々の泡立ち。
残念ながら、世の中には、
「吐き気をもよおしたくなる本」
というものがある。

写真の本が、その代表だ。
本のテーマはよい。
「SEO」を背骨にしたもの。

しかし、中のコンテンツの並べ方を見ると
大中小の分類は、ほとんどなく、
必要なことが、基本的に見開き展開で
ズラズラズラと並んでいるだけ。

読書の知りたいと思うこと、
そして、重要度に合わせて、
説明の濃淡をつけて配置するようなことが
されていない。

これが全体100ページ位の本であるのであれば、
何とか我慢をして読み進めることもできよう。
しかし、この書籍は300ページを越える。
読み進めることが苦痛なのだ。

一生懸命作っても、読者発想のない本は、
読み手を苦痛にするし、
手にとったとして「やっかいな本」になってしまう。

言い換えると「売ろうとしていない本」
「読まれることを想定していない本」だ。

こんな本を作っていてはいけない。
紙資源と時間の無駄である。

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信


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