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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

岩場行動技術講習(ステップ2/実践編)

2022-09-06 08:36:26 | 講習
9月3日は、京都の金毘羅山で岩場技術の実践編講習を行いました。

ここ数日で気温もだいぶ抑え気味になり爽やかな中で登り込みを行いましたが、残り後少しのところで雷雨の到来となり慌てて下山となりました。
最後まで出来なかったのが少々残念でした。


先ずはワイケン尾根最下部の易しい岩場を使って足慣らしも兼ねて基本技術の反復練習をした後、ザックを背負って本番山行的に岩稜登りをスタート!!


急な小岩壁もグングン登って行かれます。


あっさりとワイケンの頭に登頂! 大原の里を眺めます。
シミュレーション的には1つ目のピークという想定です。


ワイケンの頭を後に想定の次のピークをめざして大下り開始です。
先ずは懸垂下降からスタート。鋭い岩峰と青空! 映えますね~!
例えば剱の八ッ峰主稜とか、複数のピークを越えて山頂をめざすコースの場合、ピークとピークの間の大きなギャップを時にクライムダウン、時に懸垂下降などで下降していくことが多いです。そのようなことを想定しての行動としています。


小岩壁をクライムダウンでクリア。皆さん基本技術がしっかりできているので安定した確実な動作で下りてこられます。


さらに北尾根を4回連続の懸垂下降で取付きまで下ります。
例えば懸垂下降の技術も様々な地形や状況で練習してこそ本番で生かせる技術となるのです。


北尾根を末端から登り返しです。




高度感満点の最上部を登ります。


ワイケンの頭に2回目の登頂! 想定では2つ目のピークに登ったことになります。 
最後3回目の登頂、想定の3つ目のピーク(本峰)に向かいたかったのですが、既に雨雲がスゴイ速さでグングン近づいてきました。
流石に危ないのでこれにて下山することにしました。
下山途中で雨が激しくなったのでオーバーハングの下で雨宿り。
小雨になるのを待って再度下山して今回の講習を修了しました。
予定を全て消化することは出来ませんでしたが、より本番山行のような一日でした。

お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。








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