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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

個人ガイド 和気アルプスと播磨アルプス

2022-12-03 23:16:48 | ガイド山行/バリエーションルート登山
12月1日~1日は、個人ご依頼で西日本の小さな2つのアルプスをガイドしてきました。
共に200m級、300m級という日本アルプスのちょうど10分の1くらいの高さしかない低山ですが、アルプスという名称に相応しく岩々した山容が特徴の山です。今回はそれぞれアルプスをバリエーションルートから登るコースでガイドしてきました。
寒波襲来で各地は雪に見舞われたり厳しい寒さのところもあったようですが、ここ2つのアルプスでは天気に恵まれて快適な初冬の登山を満喫していただいた2日間でした。


初日は岡山県の和気アルプスへ。
クライミングサーキットと呼ばれている初歩のバリエーションルートの内の2ルート(穂高山 北面ガリーと一ノ倉沢 センタークーロワール)を登りました。


先ずは北面ガリーへ。


取付きから少し登って如何にもという感じのガリーを見上げます。


グングン登ります。


途中で少し急峻になりますが、引き続きグングン登っていきます。


ガリー最上部を登ります。


稜線に登り詰めて登攀終了~
次にめざす一ノ倉沢とバットレス、そして龍王山山頂を眺めながら少し休憩です。


穂高山山頂


涸沢峰


続いて2本目の一ノ倉沢 センタークーロワールに取付きます。
素晴らしいネーミングですが、初歩のバリエーションルートなので易しい登攀で登っていける楽しいルートです。


センタークーロワールを見上げます。写真にするとなかなか迫力あるなぁ~


高度感もなかなか素晴らしく「登る楽しみ」を感じながらの最高の登攀です。


さらに上部をグングン登り詰めていきます。


稜線に抜けて登攀終了~。少し歩いて竜王山山頂です。
楽しい一日でした。

翌日は播磨アルプスの高御位山へ。


一見とても穏やかな山容のなんてことない山ですが・・・、宝探しをするように楽しいルートが隠れているのです。
ここもやはりバリエーションルートから登って山頂をめざしました。


やはり初歩のバリエーションルートですが、そんなこと関係ないくらいに楽しめるコースです。
やはり山は創造性を楽しむ行為でもあるのです。




傾斜は緩いですが一歩一歩楽しみながらのスラブ登りです。


広大な岩の斜面を独り(2人)占めしたような気分で登っていきます。


最上部の灌木帯を登ります。


順調に登攀を終了~、少し登って高御位山登頂です。
山頂からはいつまでも眺めていたくなるような美しく光り輝く瀬戸内の海が見渡せました。
この後、ノンビリ下山して2日間の山行を終了しました。
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。








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