ちょいぶら日記

寺社めぐり 庭園と花 そして時々MOMO

妙心寺塔頭 玉鳳院  - 京の冬の旅 その2-

2007-01-15 21:17:32 | ちょいぶら京都 -洛西-
玉鳳院は、臨済宗妙心寺派の大本山で花園法皇が妙心寺創建時に一院を設けて
禅営とされたところとされています。
玉鳳堂と渡り廊下でつながっている開山堂(重文)は、妙心寺山内最古の建物で「微笑庵」と呼ばれ妙心寺を開いた関山慧玄像をまつっています。
関山慧玄は、枯山水前にある風水泉わきの老樹の下、
杖にもたれたまま死んでいました行脚の旅姿で息を引き取ったといわれています。

開山堂の東北隅には、武田信玄・勝頼の石塔や織田信長・信忠の石塔などが
仲良く?並んで建っているのですが・・・
確か敵同士だったんですよね  ふ・し・ぎ

庭園は、南側と北側にあり南側が白砂のすっきりとしたお庭で北側が蓬莱枯山水式庭園です。

北側の枯山水式庭園の奥には、豊臣秀吉の第一子・鶴松君(棄丸(すてまる)) の
霊屋・祥雲院殿を擁しています。中には、鶴丸君の像がありました。

開山堂前の平唐門には、応仁の乱の際の矢じりの後が残っています。
 

玉鳳院は、残念ながら神聖な場所ということで写真撮影禁止でした。

【玉鳳院】     非公開文化財特別公開
◎公開期間:1月13日(土)~3月18日(日)
◎公開時間:10:00~16:00  ◎料金:600円
◎アクセス:北門 市バス「妙心寺北門前」下車*南門 市バス「妙心寺前」下車