070120撮影
659年上皇63歳の時に完成された山荘です。
東山連峰の山裾に造られた修学院離宮は、上・中・下の三つの離宮からなり、
借景となる山林、それに三つの離宮を連絡する松並木の道と両側に広がる田畑とで
構成されています。総面積は54万5千㎡すご~く広くて歩き応えのある山荘でした。
【御幸門】杮葺 と花菱紋の透かし彫りが施してあります。
ここから下離宮へ
御幸門、中門を潜ると目の前には庭園があります。冬ですので地味ですが
新緑のころに又行こうと思わずにはいられません。 なんて4月にも予約しました。
中ほどにチラッと見える灯篭は、『袖形灯篭』といいます。
庭園を見ながら苑路を上っていくと【寿月観 】に辿り着きます。
全体の写真が撮れなくて残念ですが・・・
右から一の間、二の間、三の間となります。
【一の間】十五畳敷きで、北西隅に三畳の栃框 の上段を設けて主座敷としています。
四枚引きの襖には、虎溪三笑 の水墨画が描かれています。(岸駒筆 )
その上には杉板に花菱模様を透かし彫りにした欄間があります。
主座敷は、上段の北側に飾りだなと脇床の書院形式です。
天袋には鶴、地袋には岩に蘭の絵が描かれています。(原在中筆)
再び庭を見ながら歩き進みます。とりあえず広いので少し早足で・・・
修学院離宮には、桂離宮にも仙洞御所にもないものが・・・
それは、田んぼで~す。(畑もありますよ)
田んぼの中に離宮が・・・いえ離宮の中に田んぼです。
なぜ離宮の中に田畑があるかというと景観を守るために買い上げて付属農地として
景観保持に万全を期しているそうです。水田畑地が8万㎡あるそうですよ。
とてものどかです。
そしてそして下離宮(下御茶屋)から中離宮(中御茶屋)の途中には、長~い松並木
低い松並木なので圧迫感はありません。松並木は中離宮への連絡路になります。
では、次は中離宮へとご案内しま~す。