090307
退耕庵は、貞和2年(1346年)に東福寺第43世・性海霊見によって創建。
応仁の乱により失われたお堂は、慶長年間に安国寺恵瓊により再興されました。
客殿には、四畳半の茶室『作夢軒』があり、豊臣秀吉の死後、
石田三成と宇喜多秀家が関ヶ原の戦の謀議を行った場所とされています。
『作夢軒』には、用心の為に作られた忍び天井や護衛の武士が控えていたといわれる
『伏侍の間』が備えられています。
書院南側には、室町初期に性海霊見和尚が作庭した杉苔に覆われた枯山水庭園『真隠庭』。
もう一つの庭は中庭にある池泉回遊式庭園、中国の西湖を模したといわれています。
どちらの庭も私は好きです。縁側に座って眺める庭っていいですね。
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本堂には、恋文をはって作った玉章地蔵尊と小町百歳像がありました。
退耕庵は、『小野小町ゆかりの寺』として知られているそうです。
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残念ながら退耕庵も撮影禁止
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【東福寺 退耕庵】東山区本町15丁目793
公開期間:平成21年1月10日~3月18日まで
公開時間:午前10時~午後4時
料 金:600円
アクセス:JR奈良線・京阪電鉄「東福寺」駅下車 徒歩5分
市バス「東福寺」バス停下車 徒歩2分