東京・雑司が谷
#豊川浴泉
東京メトロ副都心線
#雑司が谷駅
▲雑司が谷駅。有名なのだと、鬼子母神があるところである
▲池袋と早稲田の間に位置する場所
▲真ん中の囲いの中にはなにがあるのだろう?
▲東急とつながっているので、菊名まで乗り換えなしで一直線で来られる。東急を使ってる身としてはかなり便利
▲今回は、出口3を目指す
▲エスカレーターでのぼると、歴史的な遺構や建築物を紹介したパネルが掲示してある。建物から歴史をなぞれるらしい
▲長いエスカレーターをあがり
▲改札口
▲その改札口を抜けると分かれ道
▲出口3の右側をチョイス
▲まだエスカレーターであがり
▲今度は動く歩道。どんだけ歩くんだ
▲左にエスカレーター
▲ようやく地上に到着。駅が深すぎる
▲出て左に向く
▲しばらく歩くと
▲右にオリジナル弁当がみえてくる
▲そのオリジナル弁当とピンクのマンションの間に入っていき
▲この長い坂道を下っていく
▲お寺を横切り
▲この突き当たりまで来たら左
▲左に向いたところ
▲分かれ道があるが、今度は右側
▲あとは真っ直ぐ進むだけだ
▲ここらへんは酒屋さんが多い
▲道なりに進むと、もう近い
▲ここで見えてくる
▲宮造りの立派な建物
▲日替わりで薬湯もやってるようである
▲夜はこんな感じ
▲到着
入り口前に立つと、お香の匂いが漂ってくる。どうやら室内でお香を焚いているようだ。
中に入って下足箱に靴を預けると、扉を開ければ目の前に小さなロビー。奥に受付のフロントがある。
右のソファでは、年配の男性が座っていて「いらっしゃい!」と覇気のある渋い声で出迎えてくれる。おそらく先代(二代目)の方だろう。
なぜ二代目と分かるかというと、豊川浴泉を紹介した新聞記事が脱衣場に貼られてあって、そこで受付に座る男性が3代目として紹介されていたからだ。
出典:東京銭湯ホームページ引用
ここは2020年4月にリニューアルしたらしくて、入り口からしてとても綺麗だった。
受付の男性は、50代ぐらいで、ほかの銭湯と違ってきちんとした服装をしており、先ほどの2代目の男性ははっぴを着ていた。身だしなみがしっかりしてるところはプロ意識を感じられる。
アメニティは、タオルセットやタオルの販売もあったが、その他には貸しタオルもやっていて、バスタオルが100円。フェイスタオルが50円だった。
脱衣場に向かうと、カレンダーいりますか?と声を掛けてくれた。師走ということで(訪れたのは11月末だったが)カレンダーを配ってるようだ。
男湯は右側で、のれんをくぐると脱衣場はとにかく綺麗。飾り付けは和風を意識したもので、センスも優れている。
業者に頼んだのではなくお店の人の感性で作ったとしたら、中々すごいなと思った。
照明は暖色系で、柔らかい雰囲気。スピーカーからは、ヒーリングミュージックが流されていた。
先ほども書いたように脱衣場ではお香を焚いているので、ほかの銭湯とは一線を画した演出である。
トイレは、縁側(といっても庭があるわけではない)のところ。女湯のところは池があるみたいだが、男なので直接には確認できず。
建物自体はとても古く、天井を見上げると格天井だったりと長い歴史を感じさせる。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲リニューアル前の写真
出典:東京銭湯ホームページ引用
扉を開けて浴室の中に入ると、浴室も当然ながらとても綺麗。
真ん中には島カランがあり、左右にもカランがある。
立ちシャワーは左側で2つ並び、固定とハンドシャワーがあるタイプで、真ん中上にあるハンドルで切り替えることができる。備え付けもあって、サービスがきめ細かい。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらもリニューアル前
浴槽は奥にあって、白湯と薬湯に分かれる。
右の白湯がバイブラで、温度は43℃ほどか。その左となりが座湯で、水まくら付きだったが、水まくらは機能していなかった。
そして最後は左にある薬湯で、こちらも温度は43℃ぐらい。
この日はクロモジの湯とあって、クロモジのチップがぎっちり袋につめられて投入されていた。
とくに匂いはなく、見た目もほぼ白湯でお湯の温度もほかとは変わらなかった。
こんな感じで設備自体はそれほど特徴はないけれども、リニューアルしたことで室内はとても綺麗で華やか。
天井は青字に茶色の縁取りで、下側がオレンジや黄色を使われている。
壁絵は古典的な富士山だが、その下には川の流れに沿って扇子が舞っている絵があった。
客層は、やはり高齢者がメインながら中年や若者もちらほら。それと親子連れもいた。
脱衣場には冊子が置いてあり、それを手にとってみると文京区の銭湯を網羅したもので、かなり意欲的な作りだ。情報も多岐にわたって参考になった。
中にはもう廃業してしまった後楽園近くの富士見湯などもあるが、富士見湯は樋口一葉も通ったのではないかという話まで紹介されていた。
文化色が強い地域だと歴史的人物と交流したエピソードなど事欠かないのだろう。
ちなみに豊川浴泉の紹介記事では、四代目(?)の娘さんが登場している。やはり娘さんの意向なども反映されているらしく(お香や飾り付けなど)、そのあたりがほかとは違った理由だったようだ。
親子三代で経営されるということで、伝統と若い感性がともに息づき、清潔感に溢れる素晴らしい銭湯だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 雑司が谷
経路 坂道を下る
周辺の環境 住宅や飲食店
●空間演出
建物外観 立派な宮造り(初代が大工さんだったようで、吟味した木材が使われているとか)
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 和風の飾り付け
照明 明るく暖かい色
★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 綺麗。とにかく綺麗
シャワーの出 若干出の悪いところもあるが、基本的に使いやすい
浴槽の種類 バイブラ、座湯、薬湯
サウナ なし
温度 43℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 とても良い
清潔さ 綺麗
貸しタオル あり(50円)
備え付け あり(2種類)
◆人
受付 50代の男性
客層 高齢者中心に中年や若者
【案内】
住所
〒112-0015
文京区目白台1−13−1
電話番号
03-3941-7856
アクセス
都電荒川線「早稲田」駅下車、徒歩5分
休日
月曜、金曜
コインシャワー・ランドリーは無休
営業時間
16:00−23:50
※東京銭湯ホームページ転載
おお、こちらに学生の頃から利用されていたんですね。
学習院下駅周辺だと、今残ってるのは遠くにある金泉湯ぐらいだから、macさんがよく通われていた銭湯はもう無くなってるかもしれません。
ここら辺は最近だと橋下徹さんが利用されていた銭湯も廃業してしまっているので、この地域に残っている豊川浴泉などはこれからも続けてほしいなと願っています。
おはようございます。
ここは、すごくいいですよね。
いい銭湯って入った瞬間から、「いいなぁ」と思うのですが、まさに豊川浴泉はそういうところでした。
通常だと男湯側に坪庭や池があるのですが、ここは女湯側にあるのが珍しいのと、女性視点でリニューアルされたところだと感じました。
お香にしてもアメニティやドライヤーの設備にしても、あと照明などで雰囲気がほかと違うのはそういうところかもしれません。ドライヤーがダイソンだとテンションあがる気持ちわかります笑
無料で数が多い(すぐ使える)と三拍子揃ってるのは大きなポイントですね。
銭湯って入ってる時と同じぐらい出たときの設備もすごく重要なので、こういう充実したところは重宝します。
リンスインシャンプーはほんと…やめてくれ!といつも思ってます笑
典型的なありがた迷惑なので、ここはわかってるなと思いました。
シャンプーとリンス(そもそもいらない。せめてコンディショナー)は分けるのは鉄則ですね。
店主の人柄で客層が変わるので、お客さんがいい人ばかりのところは、店主もいい人なんだと思います。
久しぶりにこちらを訪ねてとても感動したので報告しにきました~。
前回訪れたときは普通の銭湯だったなーという印象だったので、今回びっくりしましたよ。
リニューアル去年だったのですね。もっとはやくくればよかったわ。
既存の設備を生かしてとてもいい雰囲気になってました。
お香の匂いも好きだし、暖色の照明いいですね。
女湯は池があって鯉が泳いでました。庭もとてもキレイ。
感動したのはアメニティの素晴らしさです。スーパー銭湯以上かもしれないです。
備え付けは、シャンプーリンス別々で(普通はリンスインシャンプーですよね、髪ギッシギシになる…)洗顔料までありました。
そして、ダイソンのドライヤー3台!無料!素晴らしいです。
それほど混んでなかったし、お客さんも穏やかでとてもよかったです。また行きます!