銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

富美の湯(名古屋・御器所)

2024-11-30 06:51:00 | 銭湯
#富美の湯




名古屋市営地下鉄桜通線
#御器所
▲御器所と書いて、ごきそと読む


▲名古屋駅から8番目のところ

▲改札口

▲地図でみると、右下方面に進む

▲8番出口を目指す

▲名古屋の良いところは、改札口の外にトイレがあることだ

▲エレベーターに乗り

▲あがったところ

▲出たところを振り返る

▲先ほどの出口を右にすすみ


▲ここでストップ

▲右に向いたところ

▲すると奥にサウナの文字がみえる。目指す富美の湯だ

▲先ほどの右折したところを直進して

▲最初の十字路を左折する

▲角っこにゆっポくんの絵がみえる

▲曲げればすぐ右手に富美の湯がある

▲なんとも銭湯らしからぬ風景

▲ひだりを見れば居酒屋さんみたいなのがあった

▲ふろまえと書かれてある


▲道路から見たふろまえ。あとで調べたら、三男さんが料理作りを担当しているようだ




▲到着


入り口に入ると、比較的広めの玄関で、自然が好きな店主なのかなと感じさせる雰囲気。上がり框が若干高い。椅子は切り株みたいなものがあり、目の前には詩が飾られてある。
玄関を抜けると右側に広い休憩所があり、左側に受付があった。
受付の前に立つも誰もおらず。
しかし何故か「いらっしゃいませ」の声が聞こえてくる。
不思議に思いながら周りを見渡すと、先ほどの玄関から70代後半ぐらいの女性があらわれた。
「よいしょ」と言いながら少しおぼつかない感じで歩いていた。
「すみません、50円の貸しタオルをお願いします」(金額はフロントに表示してあった)と言うと、「50円あります?」と聞かれて「あります」と答えたら、先に1000円を出せば残りの50円を出す前に500円が置かれていた。
気さくな感じの人で、お風呂から上がったときは、若い男性客と休憩所で盛り上がっていた。


休憩所は座るテーブルが畳敷きになっており、左の壁沿いには漫画本がズラリと並んでいた。
部屋の奥には宮沢賢治の雨ニモマケズが飾られてある。脱衣場にもあったので、こうした詩が好きなようだ。
日曜日の朝風呂限定らしいのだが、ゆで卵も置いてあった。持ち帰るなら料金を支払う必要がある。
男湯は右側で、女湯は左側だった。


出典:あいち銭湯ホームページ引用
▲写真では綺麗だけど、実際はすこし物が散乱していた


脱衣場に入ると横長の空間で、こちらも畳敷きの長いすが二脚並んでいる。
ロッカーは背後の壁と左側に並ぶが、ダイヤル式がメイン。鍵付きのロッカーも一部あり、そちらも選ぶことができる。
ダイヤル式はロッカーの番号とダイヤルを覚えなければならず、うっかり忘れてしまうと面倒になる。
そうした忘れ防止のためなのか、それぞれ花の写真が貼られてあった。
洗面台は奥の右側にあり、ティッシュに綿棒、コップが置いてある。注目はドライヤーだ。
2つあるのだが、30円3分と100円10分に分かれている。30円は通常のドライヤーで、100円はパナソニックのナノイーだった。すごくいいよ!と書かれてあった。駄洒落だろうか。
浴室の扉は、銀色の小さな扉。一般的に銭湯の浴室といえばガラス扉と相場が決まっているので珍しいと思った。


扉を開けると、最初に目に飛び込んでくるのは浴室の真ん中に据えられた縦長の浴槽で、縁は木で覆われている。
詰めれば10人は入れるかもしれない広さだ。
浴槽の真ん中付近はやや深くなっており、手前は浅めで、電気風呂がある。
温度は41~42℃ほどだろうか。最初に足を入れると少し熱いかなと感じるが、慣れるとちょうどいい。
カランは浴槽を取り囲むように壁沿いにぐるっと並ぶ。ハンドルが場所によって微妙に異なっている。
カランの頭上には木の板が張り巡らされ、低いところに設置してあるので立ち上がるときに頭をぶつけそうになる。
立ちシャワーは入り口の左側にあるが、水しかでない家庭用にありそうなホースのハンドシャワーだった。


出典:あいち銭湯ホームページ引用


浴室の奥右側には扉があって、それを抜けると露天風呂とサウナへの分かれ道がある。
手前左が露天風呂で、この露天風呂は小さな浴槽だったが狭い中にもこだわりが凝縮された空間だった。
周辺には岩が取り囲み、その岩の隙間をシダの葉が覆っている。鷹の彫像が飾られていたり、外灯は竹の筒の上に置かれるなど細部に行き届いた演出があった。
肝心の浴槽はというとかなり浅く、温度は40℃あるかないかぐらい。薬湯だったが、なんの薬湯かは説明がなかった。
頭上には東屋。目の前に小さな人工の滝が流れ、目を楽しませてくれる。


出典:あいち銭湯ホームページ引用


出典:あいち銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


先ほどの出入りの奥に進むと、突き当たりには水風呂がある。2人が入れる程度だが、打たせ水も設置してあった。水温は冷たくて16℃ぐらいか。


出典:あいち銭湯ホームページ引用


左隣にサウナがあり、中に入るとやはり銭湯のサウナということで狭く、6人が入れる程度だ。
温度は可も不可もなく。開店してまもなくだったためか、下に敷かれたタオルはとても綺麗だった。
奥の壁にはテレビが設置され、さながらスーパー銭湯のサウナのようだ。
敷きマットが水風呂の横にあるのでそれを持ち込んで座った。
先客は2人ほどいて、自分が入るときに全身入れ墨の人が扉を開け、その後先客が2人抜けたタイミングで今度は両肩に入れ墨の人が入ってきた。それから3人目も全身入れ墨の人。しかもみんなそろって入り口近くに座るものだから、出るときにかなり難儀した。


出典:あいち銭湯ホームページ引用


客層は高齢者を中心としながらも中高年から若い人まで年齢の幅は広い。
ビルの建物の中も外もDIYの手作り感満載で、類をみない雰囲気。屋外では料理が楽しめるなど、面白い試みにあふれる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 御器所
経路 北東に進む
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 日本庭園
統一感 あり
置物 鷹の彫像
照明 ふつう

★設備
休憩所 漫画本が並ぶ
脱衣所 やや統一感がない
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 電気風呂、露天風呂、水風呂
サウナ あり
温度 41~43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 気さく
清潔さ やや雑然としてる
貸しタオル あり(50円)
備え付け なし

◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 幅広い年齢層


【案内】

営業時間
15:30~23:00・日曜のみ8:00~12:00と15:30〜23:00

定休日
月曜日

電話番号
052-731-0388

住所
〒466-0011
愛知県名古屋市昭和区市鶴羽町3-6

※あいち銭湯ホームページ転載


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