音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

大将軍憶しぬれば兵臆病なり 

2011年05月27日 | しの笛
大将軍が臆病であれば、従う兵(つわもの)も臆病であり、戦の勝利はおぼつかない。 これは兵法の極意の一つであり、リーダーの資質として必要なものをよく表している。 戦に臨んでの究極の心得といえるかもしれない。 戦の要諦では、軍の大将が切り込み隊長となって突撃すれば、大将を討ち死にさせてなるものか、大将に続けと全軍が勇み立つ。 将軍の志気がいかに全軍に影響するかという極意だ。 将軍が臆病な軍が . . . 本文を読む

蘭室の友に交わりて麻畝の性となる

2011年05月27日 | しの笛
しの笛に限らず、何のお稽古においても、環境というのは非常に大切だ。 何故かというと、しの笛でいえば、手本になる美しい音色を身近に聞き、あるいは美しい音色に囲まれて お稽古する、と云うことが決定的に重要になるからだ。 「蘭室の友に交わりて麻畝の性となる」という故事がある。 香りの高い蘭のある室にいる者は、その香りが体にしみてくるように、徳の高い貴人と共にいると自然にその感化を受ける。 また、蓬 . . . 本文を読む