レオナルド・デカプリオ ＜THE １１ HOUR＞

地球環境の崩壊と人類の滅亡までの時刻～「終末時計」が、すでに１１時５９分５９秒まで迫っていて、もう猶予は無いと警告するのが、レオナルド・デカプリオ製作の、映画＜THE１１HOUR＞　２００５年の映画だ。

地球温暖化による気候、生物環境、自然環境への壊滅的な影響と、自然災害の巨大化・凶暴化の克明なドキュメントと確実な予測を行っている。

製作から５年になるこの映画を観ると、まさに予測どおりの温暖化と環境破壊と自然災害の巨大化が進んでいるのに気が付く。

現在発生している、豪雨・洪水、巨大ハリケーン、竜巻・暴風、旱魃・・・などは、まだその序章に過ぎないことがよくわかる。

自然災害は、これからますます巨大化・凶暴化することが予想される。

地球温暖化によるＣＯ2濃度は過去数十万年で最高濃度に達しているとのこと。

４００PPMを突破して環境修復不能に陥るのはもう目の前であるという。

そうなると気候変動・自然災害は予測不能に陥り、生物種の９９％以上が絶滅する。

人類の絶滅も当然の成り行きとなる。

しかし地球環境での種の絶滅は過去に何度も起こっており、そのつど新しい生物種が次の地球の支配者になっていく。

それが生物種の進化でもある。

しかし人類が自ら創りだした科学と工業力と貪欲企業により絶滅するとすれば、その「種」としての寿命はあまりにも短い。

それにもかかわらず、「人類の滅亡時計」はすでに１１時５９分５９秒を過ぎている。

もう人類には一刻の猶予もない。

地球温暖化をここまで進めてしまったのは「金まみれの　企業の貪欲と政治」である。

トラック一台分の製品を作り出す為に、トラック３５台分のゴミを作り出すという、愚かな企業活動と消費活動である。

「金まみれの　貪欲企業と政治」はこれほど　地球環境と人類の存続に対して愚かなことをやり続けている。

すべての元凶はエネルギー問題であり「石油利権」だ。これが今まさに人類を滅ぼそうとしている。

自然クリーンエネルギー、循環型エコエネルギー・・・など化石燃料エネルギー、原子力エネルギーに換わるエネルギーはいくらでもある。

それをはばむのは「金まみれの　貪欲企業と政治」なのである。

大切なことは、全市民がこういった実態に関心をつことである。

そして身近なところから活動を開始し、声をあげ発言していくことである。

こういった市民レベルのミクロな動きが拡大し集約されて、地球環境と世界を変えていくことができる。


レオナルド・デカプリオというハリウッド・スターが　この映画を製作し、訴えていることが素晴らしい。

世界の大スターや日本のスターの中からも、レオナルド・デカプリオに続く、訴えの声をあげる人達が多数出て欲しいと思う。