音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

広がる所得格差と社会不安~驕れる人も久しからず

2006年01月05日 | 音楽徒然
日本もアメリカ型の競争社会になり
勝ち組と負け組みの所得格差がますます広がるだろう、
と年初のニュース番組が伝えていた。

所得格差が広がるほど、犯罪は増加し社会不安は増大する、
とコメントしていた。

高額所得者が増えるほど、犯罪者の標的にされる
と言うことらしい。

世界的に見てもこの傾向は明らかだ。
経済的に優勢な国が、貧困層からテロの対象とされている。

経済優先の競争社会は、人間を置き忘れることがある。
人間らしい心を置き忘れる事がある。

「蔵の財より身の財、
身の財より心の財第一なり」と言う言葉がある。

経済力や金・財力、権力がいくらあっても、
「心の財」がなければ砂上の楼閣であり
はかなく崩れ去る。

驕れる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし
猛き者もついには滅びぬ
ひとへに風の前の塵に同じ


平家物語冒頭のこの言葉は、
経済優先の社会、金と権力を追い求める社会の
行く末を暗示しているように思えてしかたがない。




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