音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

大河ドラマ「平清盛」と 知事さん

2012年01月11日 | 日常雑感
どこかの知事さんが大河ドラマ「平清盛」の画面が汚いとかで抗議を申し入れるとかなんとか・・・

自分はすごく良かったと思って観た。

貴族が権力を奮い、武士は貴族の番犬として蔑まれていた、平氏台頭前の時代だ。

貴族以外は貧乏と困窮を余儀なくされ、人間扱いもされなかった時代をリアルによく描いていて、多くの人達に観てもらいたい素晴らしい作品だと思った。

貧乏武士の一門の子、平太・清盛が「このおもしろくもない世を変えてやる」と殿上人にまで登りつめるドラマだ。

平清盛という人物も非常に魅力的である。

殿上人にまで登りつめた平氏が貴族化して滅んでいくのは無常ではあるが。

それにしても平清盛は貴族の世から武士の世を築く過程の革命児といえる。

その生き方とドラマは、混乱と動乱の現代そのものである。

自分は大河ドラマ「平清盛」にすごく期待しているし、第一回放映も素晴らしい!と思った。

こんな素晴らしい大河ドラマを、画面が汚いとか、テレビ局に抗議を申し入れる、などと言っておられる知事がおられる、ということが信じがたい。

ある意味、世も末だと思った。

公権力が表現の自由を妨げ、歴史を捻じ曲げる暴挙だと思った。

このような、公人として不見識な発言は、放送局と大河ドラマ制作スタッフに謝罪すべきであろうと思う。




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