<東日本大震災>ではデータ解析が進むにつれ、従来の地震学では知られていない現象が起こっていたことが明らかになってきている。
大津波については、これまで全く予想されていなかった「海底地すべり」「プレート崩落」が起こっていたことがわかってきた。
マグニチュード9クラスの大地震で「海底プレート」がずれただけではなく、その後「プレート崩落」が起こり津波が異常な高さに達したことが解析データから分ってきている。
最大39mに達した「東日本大震災」による巨大津波は東北の地形のせいだけではないことが分ってきた。
それでも、いまなお巨大津波の形成には解明できない「謎」があるとのことだ。
1771年に石垣島を襲った<明和の大津波>は高さ30m、犠牲者は1万2千人ともいわれている。
http://www.zephyr.justhpbs.jp/meiwa_tunami.html
被災地の記録によると、それ以上の巨大津波が襲ったとも想像される。
この時の巨大津波は<大陸プレート型地震>ではなく<局所大地震>による「海底地すべり」、「海底崩落」によるものと見られている。
こういった局所大津波は現在のところ想定のない東京はじめ、全国どこでも起こりうるとのことなのだ。
これが「地震大国・日本」の現実であるようだ。
さらに高知県での地質調査によると2000年前に「東日本大震災」の3倍の巨大津波が襲来していたことが確認されている。
地震学者によると2000年前の巨大津波の痕跡が確認されたからには、もう「想定外」とは言えないとのことだった。
これが「地震大国・日本」の現実なんだなあと思った。
1000年、2000年、津波災害が無かったからといって、安易に原発推進を急いでよいものか。
ほんとうに考えさせられると共に、防災意識をさらに高めていく必要があるように思った。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます