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政府の原発事故避難地域という基準は全く馬鹿げている。
半径30kmなどと、いい加減な線引きをして平然としている。
放射能汚染範囲はいったい何十km、何百kmになるかは想像もつかない。
海に漏れ出た放射能汚染水は海産物を汚染し続けている。漁業者は広範囲に被害を被っている。
まだこの汚染状況も検証されていないのに、原発再稼動とは、どれだけ頭が狂っているのだろう。
福島原発から遠く離れた関東圏の渓流から大量の放射能が検出された。
渓流魚のイワナ・ヤマメからも大量の放射能が検出された。渓流は封鎖されて立ち入り禁止となり、渓流釣りができなくなっている。
これほどの広範囲の放射能汚染を引き起こす原発事故なのだが、まだ何の検証もされないまま、原発再稼動を進めている。
電力会社と原子力村、経済界と政治家は狂ってはいないだろうか。
福井県の原発が事故を起こした場合、半径30kmあるいは半径100kmの放射能汚染で収まるはずがない。
琵琶湖は汚染され関西の水源は危機に瀕する。日本海の漁業資源も壊滅する。
京都の世界遺産も危機に瀕する。
福島事故の原因究明と被害規模の検証も行われていない段階で、原発再稼動を進める、政府と原子力村には、人命尊重の姿勢も、環境保護の姿勢も微塵も見られない。
全く無責任で、狂った原発再稼動なのだ。
そして決定的なことは、まだ福島原発事故裁判が開かれてもいないことだ。
人災である原発事故の刑事責任さえまだ明らかにされていない。
原発再稼動は、少なくとも、福島原発裁判を開き、刑事責任を明らかにしてからのことであろう。