タイガース7連敗の無残な記事の載った今朝のスポーツ紙を読んでいて、岡田監督のコメントがとても気になりました。
「オレの仕事はグラウンドに選手を送り出すまでで、送り出してしまったあとはもうオレたちにはどうにもできない。あとは選手が働いてくれるかどうかだ」と、まあ、こういう趣旨の発言でした。
むろんそれも一つの見識ではあるでしょう。
選手の主体性を重んじているといえば、そういうことになるのです。
しかしこれでは、監督が戦いの先頭に立って、ゲームの全責任を負いながら試合の局面を組み立てていく、という闘いの姿勢がほとんど伝わってこないのです。
選手たちが闘っているのを、後方から眺めていて、第三者的に推移を語る評論家の立場のようなニュアンスです。
監督が闘いのうしろから、体の動作も重たげにノッソリとついていっているという感じです。
どうも状況を後追いする受け身の姿です。
現代の指導者はなによりもカリスマ性が必要とされます。
とにかく敵の矢面に立って、自分から飛び込んでいって、配下のものに進むべき方向を明確に指し示すというイメージです。
岡田監督は、率先して突入の先頭に立ったイギリスの将校とは対照的に、後方から「ススメ、ススメ!」と号令をかけていた旧日本軍の古いタイプの上官みたいで、これではたしてこの苦境を切り開くことができるのでしょうか。
「オレの仕事はグラウンドに選手を送り出すまでで、送り出してしまったあとはもうオレたちにはどうにもできない。あとは選手が働いてくれるかどうかだ」と、まあ、こういう趣旨の発言でした。
むろんそれも一つの見識ではあるでしょう。
選手の主体性を重んじているといえば、そういうことになるのです。
しかしこれでは、監督が戦いの先頭に立って、ゲームの全責任を負いながら試合の局面を組み立てていく、という闘いの姿勢がほとんど伝わってこないのです。
選手たちが闘っているのを、後方から眺めていて、第三者的に推移を語る評論家の立場のようなニュアンスです。
監督が闘いのうしろから、体の動作も重たげにノッソリとついていっているという感じです。
どうも状況を後追いする受け身の姿です。
現代の指導者はなによりもカリスマ性が必要とされます。
とにかく敵の矢面に立って、自分から飛び込んでいって、配下のものに進むべき方向を明確に指し示すというイメージです。
岡田監督は、率先して突入の先頭に立ったイギリスの将校とは対照的に、後方から「ススメ、ススメ!」と号令をかけていた旧日本軍の古いタイプの上官みたいで、これではたしてこの苦境を切り開くことができるのでしょうか。