しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

復活をとげた桧山選手

2008-06-06 01:01:43 | 阪神タイガース
 今シーズンの桧山選手の復活は感動的ですね。
 野球人生の最後を一刀必殺のピンチヒッター稼業に賭けているという感じがひしひしと伝わってくるでしょう。
 今夜のソフトバンク戦(甲子園球場)でも八回裏の無死満塁の場面に登場して、きっちり2点タイムリーを打ちました。

 去年は力の衰えがまざまざと見えて、もう引退だろうとみんなが思っていました。
 チャンスにピンチヒッターで出てきては凡打を繰り返す姿には痛々しいものさえありました。
 ところが今年はタイムリーを積み重ねて、阪神の首位独走に大きく貢献しています。
 バットを短く持って、シャープに振り抜くすべを体得したのです。

 全盛期には阪神の主軸を打った選手です。
 ライナー性の美しいホームランは桧山選手ならではのむしろ華麗ともいえるラインでした。
 それが、プライドを捨てて、バットを短く構える決断をしたのです。
 深い決断だったと思います。

 ヒーローインタビューに立った桧山選手は「公共の電波をお借りして申しわけないですが」と前置きして、この日誕生日を迎えた小学生の長男に「おめでとう」とメッセージを送りました。
 全力で闘っているパパの全力のメッセージは息子さんの心に一生響き続けることでしょう。

 それはぼくらの心にも響き続けることでしょう。