金本選手が偉大な決断をくだしました。
不調の自分が試合に出てはブレーキになるからと言って、みずから出場を辞退したのです。
全イニング出場を連続1492試合に伸ばしてきてのことです。
こんな結末をだれが想像したでしょう。
金本選手は肩の故障が深刻で、今シーズンは打撃にも守備にも精彩を欠いていました。
いまの状態が続けば早晩、重大な判断を迫られるであろうことは、だれの目にもあきらかでした。
ぼくは、真弓監督がどう出るか、そのことばかりを考えていました。
10連敗くらいすれば、もうどうしようもなくなって、金本選手を4番から下げるだろうか。
しかし、金本選手はフルイニング連続出場(世界記録)を更新中だから、ベンチというわけにはいかないだろう。
6番か7番あたりになるのだろうか。
それでも、監督と金本選手との間には気まずいものが生まれるだろうし、チームも暗くなるだろう、と…。
ところが、驚いたことに、決断したのは金本選手じしんでした。
18日の対ベイスターズ戦(横浜)の前に、このままではチームに迷惑をかけるので先発メンバーから外してほしい、と監督に申し出たのです。
考え直してほしい、と言ったのは、真弓監督のほうでした。
メンバー交換のあとでポツリと語った真弓監督の言葉には真情がこもっていました。
「彼がいないのは、さびしい」
そして、その夜、選手たちは燃えました。
4番には金本選手の愛弟子ともいわれる新井選手が入って活躍。
8-4の快勝でした。
偉大な選手は、引き際も偉大です。
元気なときは先頭に立ってチームを輝かせ、引くときもチームを輝かせ、監督を輝かせ、そしてファンを輝かせてくれるのです。
ぼくは、じぶんの卑しい想像力を恥ずかしく思いました。
不調の自分が試合に出てはブレーキになるからと言って、みずから出場を辞退したのです。
全イニング出場を連続1492試合に伸ばしてきてのことです。
こんな結末をだれが想像したでしょう。
金本選手は肩の故障が深刻で、今シーズンは打撃にも守備にも精彩を欠いていました。
いまの状態が続けば早晩、重大な判断を迫られるであろうことは、だれの目にもあきらかでした。
ぼくは、真弓監督がどう出るか、そのことばかりを考えていました。
10連敗くらいすれば、もうどうしようもなくなって、金本選手を4番から下げるだろうか。
しかし、金本選手はフルイニング連続出場(世界記録)を更新中だから、ベンチというわけにはいかないだろう。
6番か7番あたりになるのだろうか。
それでも、監督と金本選手との間には気まずいものが生まれるだろうし、チームも暗くなるだろう、と…。
ところが、驚いたことに、決断したのは金本選手じしんでした。
18日の対ベイスターズ戦(横浜)の前に、このままではチームに迷惑をかけるので先発メンバーから外してほしい、と監督に申し出たのです。
考え直してほしい、と言ったのは、真弓監督のほうでした。
メンバー交換のあとでポツリと語った真弓監督の言葉には真情がこもっていました。
「彼がいないのは、さびしい」
そして、その夜、選手たちは燃えました。
4番には金本選手の愛弟子ともいわれる新井選手が入って活躍。
8-4の快勝でした。
偉大な選手は、引き際も偉大です。
元気なときは先頭に立ってチームを輝かせ、引くときもチームを輝かせ、監督を輝かせ、そしてファンを輝かせてくれるのです。
ぼくは、じぶんの卑しい想像力を恥ずかしく思いました。