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自民党時代へ先祖がえり?―菅新首相

2010-06-12 19:32:00 | セイジ
 わたしは心情的的には鳩山さんが好きだったんですけどね。
 「友愛」なんて、そういう理想をオクメンもなく掲げた政治家は、日本では鳩山さんが初めてでしょう。
 でも、政治の基礎にはもともとそういう理念が必要でしょう。

 近代日本はクソリアリズムですからねえ。
 政治もクソリアリズムなら、国民もクソリアリズム。
 社会も文化もクソリアリズム。
 そしてクソリアリズムは何が基準になるかというと、金もうけができるかできないか…。

 お母さんから巨額のお小遣いをもらっていたことで、アゲ足をとられて。
 でもあれくらいのお小遣いをもらっていたからこそ、「友愛」なんて純なことも言えたんですよ。
 ほかの多くの政治家みたいに献金という名のタカリに血眼をあげることもない。
 まあ、首相があまり純なことを言い続けると、あまり純ではないほかの政治家にはその純がウットオしい。

 沖縄の基地だって、理想は完全撤去だったんでしょうけど、首相の理想をそこまでささえる政治家が党内にいなかった。
 鳩山さん自身も日とともに自信が揺らいできて、あんなハンパなことになっちゃった。

 菅さんが新首相になりましたけどねえ。
 菅さんはやっぱりクソリアリズム・グループの政治家でしょう。
 消費税のアップや法人税の軽減化や、自民党との差がわかりにくくなってきた。

 なんだか自民党時代へ先祖がえりするような、そんな雰囲気ありません?