メルヴィル『白鯨』 2011-12-23 03:52:00 | 引用 「金箔の海」の章より。 神にまで、この至福の静寂が続けよかし。だが縺れた生のなおも縺れる織糸は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)とで織られる。凪は嵐と、嵐は凪と交わっているのだ。(田中西二郎訳、新潮文庫、下巻P.334)