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ブログ版 シュプリッターエコー

外国人選手でダメになる日本の野球

2015-10-04 18:55:00 | 阪神タイガース
 アメリカ大リーグとその下部のリーグから安易に選手を連れてくるようになって、日本のプロ野球はいよいよ面白くなくなってきたように思います。
 ペナントレースが大味になり、中のプレーも荒れてきました。
 外国人選手が打てば勝つし、打たなければ負ける、そんな味気ないゲームがこんなに続けば、プロ野球人気も先が見えてきた感じです。

 とりわけ今年のタイガースは、外国人を軸にしたチーム編成でしたから、そのマイナスの影響をいちばん大きく受けました。
 打撃の中核にゴメス選手とマートン選手、そして投手陣もメッセンジャー選手を柱に置いていたのです。
 三人とも去年の成績が抜群でしたから、監督やコーチの過大評価にも無理からぬ面があったともいえますが、相手チームもとうぜん必死で対策を考えてくるのです。
 それに対して三選手は去年の成績にアグラをかいて、漫然と公式戦を迎えたようです。
 目をおおいたくなるような不振が続き、ゴメス選手などは東京ドームでついに1点の打点もあげられないテイタラク、これがジャイアンツに負け続ける大きな原因になりました。

 とくにシーズン終盤、胸突き八丁でのマートン選手とゴメス選手の気のないプレーは、ファンをうんざりさせるほどでした。
 かれらはけっきょく出稼ぎ選手でしかないのです。
 調子がよければ打つけれど、悪ければ流れにまかせてただ凡退を繰り返すだけ。
 どこまでも自己中心で、本音の本音のところでは優勝など知ったことではないのです。
 まさに終盤の終盤に福留選手がゴメス選手の代わりに四番に入ったときの、あのナインの締まりよう、あれを見れば、かれらがチーム内部にどれほどの悪影響を広げていたかもわかります。
 シーズンの序盤では、打ち込まれたメッセンジャー投手が、悔しさを出すどころか、他人ごとのように笑いを浮かべて、これもファンの顰蹙(ひんしゅく)を買いました。

 
 もういいかげんに外国人だのみのチームづくりから脱皮しなければ、プロ野球はほんとうにだめになってしまうでしょう。
 日本は日本人の心と風土から生まれた独自の繊細な野球をもっと大事にしなければいけません。