しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

コスいのも才能

2010-04-09 23:11:00 | くらし、商品
 ウチの近所の駐車場がゴミだめになりつつあるんです。
 ムヒヒヒヒ…。

 ゴミを出す日ではないのに出したり、既定の袋に入れないで無料のビニール袋に入れて出したり、規格外のデカいゴミを出したり…、そういう人が夜中にそっと置いていくんでしょう。
 まあ、人が10人いれば、確実に一人はそういう人がいるんです。
 主体性がないから、他人が見ていなければ、やってしまうわけですね。
 これは、年端のいかない幼児から、いい歳こいたおとなまで、同じです。

 でも、面白いじゃないですか。
 それが人間(この場合は日本人ですが)の社会というものです。
 コスイことをするのも、その人の才能のひとつです。

 最初はちょっと腹立たしく思いましたがね。
 いまは、いつになったらゴミの山ができるか、そこを通るたびに楽しみに見ています。
 ムヒヒヒヒ…。

カフカ的な不気味な死―中国の日本人処刑

2010-04-08 22:13:00 | 社会
 麻薬の密輸にたずさわった日本人が中国で死刑になりました。
 まさか死刑になるとは当人も思わなかったでしょうね。

 中国は清の時代にアヘン戦争というのをやってますからね。
 イギリスが中国へどんどんアヘンを輸出して、これが中国のひとびとの体と心をむしばんだ。
 で、中国がこれを禁輸にしようとしたら、イギリスが戦争をしかけてきて、しかも悪いイギリスのほうが勝っちゃった。
 辛酸をなめさせられた中国は、そういう歴史の経験から麻薬に厳格なんですね。

 しかし、処刑された当人にすれば、おそらくフに落ちないまま死刑の宣告を受けてしまって、まさかほんとうに執行されることはなかろうと思いながら、殺されることになってしまった。

 カフカの小説に、わけのわからないまま裁判にかけられて、死刑に処される男の話がありますが、なにか、とてもよく似ている感じです。
 21世紀のカフカ的世界…?

 しかも、麻薬に死刑というのは、現代の国際感覚からすれば重すぎるという見方がさすがに中国にも出ていて、やがて改定されるだろうということですから、このたびの処刑にはまさしく不条理の死のおもむきが。

みずみずしい愛の歌―福永祥子展

2010-04-06 21:16:00 | 文化芸術一般
 須磨に住む詩人の福永祥子さんが、詩書展「夢爛漫・春」を神戸・三宮のカフェガラリーゆめやで開きました(4月2日~6日)。
 福永さん自身の詩をひとつひとつ書の作品にして並べました。
 時節がら、春をテーマにしたのです。

 サクラはもちろん、野の草花がふんだんにうたわれます。
 いかにも神戸らしく明るい陽射しと明るい海がうたわれます。
 なかでも深くうたれるのが、心のなかに照る光、心のなかで開く花、つまり愛をうたった作品です。
 みずみずしい愛をうたう詩人です。

 ああ、そうか、と思う話を聞きました。
 福永さんは、書をするときは筆を左手で持つそうです。
 きき腕の右手だとなんなく書くことのできる字でも、左手ではそうなめらかにはいきません。
 むしろ全身をぶつけるようにして書かないと、思った形になりません。
 そのことによって、いのちが字に移っていくような、そういう実感があるのでしょう。

 ギャラリーの空間には、ひとびとの笑顔が満開でした。
 見えないものを眺め、聞こえないものを聞き、さわれないものに触れているひとびとの、おだやかな笑顔が満開でした。

スペースシャトル

2010-04-05 22:42:00 | 地球
 スペースシャトルが宇宙へ出発しました。
 日本人飛行士として山崎さんが乗っています。
 ステーションでの活躍と幸運を祈ります。

 でも発射のニュースを見ながら、人間の心ってどこまで贅沢にできているんだろう、と思いました。
 もう発射に馴れてしまって、はじめのころのワクワク感がどこにもないんですね。
 いつのまにか、発射がふつうのことになってるんです。

桜満開

2010-04-03 22:21:00 | 都市
 神戸は桜が満開です。
 王子公園、須磨浦公園、都賀川沿い、護国神社…。
 
 おめでとう。
 街がいちだんと明るく映えます。

 生田川沿いに昔ほどの風情がないのは残念ですが。


谷垣さんは文楽人形?

2010-04-01 18:35:00 | セイジ
 自民党総裁の谷垣さんは、しきりに鳩山首相と民主党の政策にいちゃもんをつけてますけどね。
 けど、谷垣さん自身はどんな政治をしたいのか、何も言えないんですからねえ。

 やみくもに親に反抗する子供みたいなものじゃないですか。
 主体性がぜんぜん見られない。

 うちのカミさんは、谷垣さんのことを、口をパクパクさせるだけの文楽人形、それも三枚目の文楽人形みたい、っていうんですけどね。
 女って、きついこと言いますね。

 このまま参院選を迎えて、谷垣さんが「私はこうしたい」とちゃんと政策を提示できるか。
 どうもおぼつかないですね。