今回の選挙、政党の乱立で荒れているが、そのスローガンそのものに大きな違いは見出せない。マスコミが意図的に尖閣や竹島問題を論点にしない為だろう。原発問題を大きく論点としている。このようにして世論は形成されるのかと言う良い事例である。
原発問題を論点とした場合でも、明らかにスローガンだけで実現性の低い政党が多い。原発の代替エネルギーを明示している政党は無い。再生可能エネルギーとか言っているが実用性の高いモノは現時点で何もない。国家のエネルギー戦略である、いい加減では困る。スローガンだけでは何も実現しないということは現在の民主党政権が実証したではないか。
今回の選挙はある意味選挙民が試されている。衆愚政治と日本は化しているのか、j・sミルの言う通り「理性」を元にした市民の良識が基本とする民主政治なのかと。この3年余に於ける実績に基づいて民主党が新たなマニフェストを出したそうだが、前回のマニフェストの実現率が採点されていない。採点するのが今回の選挙であり、赤点を自覚した多くの民主党議員が直近で離党した。新たなマニフェストには数値目標が少ない、姑息である。
安全保障についても特亜3国は、「仮想敵国は日本」と言って憚らない。それらの国に対して、未だに金融支援やODAを行う政権とは如何なものか?この問題を論点とすれば、自民党と維新の会との大躍進が見込まれる。マスコミができるだけ話題にしたくない論点でもある。ナゼであろうか?資金面の問題かいや未だにイデオロギーと言う呪縛にとらわれているためか?これだけの自然災害や隣国の横暴のなか安全保障についての論点が無いのはおかしい。
マスコミにある種のベクトルを感じる。状況証拠は「クロ」である。状況証拠だけで小沢氏をあれだけ叩いてきたマスコミである。自らは知らない顔か?「無冠の帝王」とは良く言ったものだ。