社会科学上の不満

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エネルギー政策に何らかのベクトルが?

2012-11-18 23:52:01 | マスコミ批判

 選挙の公約で各党は、原発の廃止や脱却を謳っている。そして再生可能エネルギーによる発電を代替案としている。TVや雑誌でメガ・ソーラーや風力発電・潮力発電を大々的に宣伝しているが、本当に実現可能なのか?何度もこのBLOGでも書いたが、電気には「交流」と「直流」とがあり、家庭用のコンセントには「交流」100V(日本)が供給されている。この100V+-10%を超える誤差があると、パソコンをはじめ家電製品は誤作動を起こす。また、東日本は50Hzで西日本は60Hzである。この周波数が乱れると同様に不具合が起きる機器が多い。更に「交流」は蓄電できない。これらのことから発電と蓄電は「直流」で行い使用する時「交流」に変換する方法を執る。「交流」で蓄電できる技術が開発されればノーベル賞ものだ。

 直流を交流に変換する時のロスは大きなものがあり無視できるものではない。交流を直流にする時は有効分が理論値で1/6にしか残らない。直流を交流に変換する場合も同様で現実には理論値に届かない。また、充電時は電圧の変動を嫌う。100Vプラス・マイナス10%の変動値がよいところではないだろうか。風力や潮力の発電の変動値がこれに収まるのであろうか?メガ・ソーラーは収まるのか?大いに疑問である。

 この蓄電される時のロスと直交変換時のロスを説明する番組が全くと言ってよいほどないのはなぜか?テレビ局でも技術関係の人間に聞けば直に解るはずである。しかし全く無視しているのはなぜか?何らかのベクトルが働いていると考えるのが自然である。中学の理科レベルの話であるが、これに疑問を持たないで報道している。何かおかしい。

コメント
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