中国は、欧州連合(EU)離脱派が勝利した英国民投票の結果を受け、落ち着きを取り戻していた自国の金融市場が再び混乱することを警戒している。24日の上海外国為替市場で、人民元は対ドルで一時大幅に下落した。元急落を防ぐために中国人民銀行(中央銀行)が為替介入したとの観測も出た。
中国との経済関係を重視してきたキャメロン英首相の辞任も痛手となりそうだ。キャメロン氏は昨年3月、中国が主導する国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を先進7カ国(G7)で最も早く決断するなど、中国とは経済面での実利を優先する外交を進めてきた。
EUは12月までに、世界貿易機関(WTO)がこれまで「非市場経済国」と扱ってきた中国を「市場経済国」として認めるかどうかを判断する。各国の意見が分かれる中、英国は認定を支持する立場を取ってきただけに、EUの最終判断に影響する可能性もある。(共同)
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20160624/ecn1606241936011-n1.htm
【北京=西見由章】中国外務省の華春瑩報道官は24日の定例記者会見で、英国が国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決めたことへの評価を問われ、「英国人民の選択を尊重する」と繰り返し強調した。EU進出の足がかりとしてきた英国の離脱がもたらす影響については、「英国の選択は当然、各方面に影響を与える。中英関係だけではない。中国は英国との関係発展を重視している」と述べるにとどめた。
EU弱体化への懸念が広がっていることについては「各方面は英国のいないEUという現実に直面せざるを得ない。中国は一貫して欧州の一体化の推進を支持し、欧州が国際的に積極的な役割を発揮することを望んでいる」と言及した。
中国の習近平国家主席は昨年10月の訪英時、原発事業への投資など総額400億ポンド(約7兆4千億円)の契約を締結し、中英関係の「黄金時代を開く」と表明した。英国のEU離脱決定とキャメロン首相の辞任という衝撃的な展開は、こうした中英接近の流れにも水を差すとみられる。
国営新華社通信は24日、「キャメロン首相の政治的な大ばくちが失敗」とする評論を配信。「西側が誇りとしている民主主義の制度が、ポピュリズムや民族主義、極右主義の影響にはまったくもろいことが示された」として国民投票の結果を否定的に伝えた。
香港紙「南華早報」(電子版)は国民投票に先立つ22日、「英国が離脱した場合は中国のEUにおける影響力が失われる」との専門家の見方を紹介した。
http://www.sankei.com/world/news/160624/wor1606240060-n1.html
民主主義の欠点ポピュリズム等の研究は流石に余念が無い。中国共産党にとり国民投票など悪夢以外の何物でもない。故に日本のマスコミも日中記者交換協定で縛り工作員化しているのか?世論操作のために。
中国が英国のEU(欧州連合)離脱を恐れる3つの理由
1、中国は英国との緊密な関係を利用してEUの対中政策を好転させようとしていたのに出来なくなった
2、英国は中国が巨大かつ参入の難しい欧州市場の重要なルートになっていたのにそれが難しくなった
3、ロンドンは世界の主要な金融センターとして、アジア以外の国へ人民元を広める絶好の“踏み板”となっている。人民元の国際化は中国の重要な目標の一つ。さらに言えば、それは中国が世界金融に影響を及ぼす真の大国になることだ。英国がEUを離脱すれば、それらは未知数となった。見事な分析の書込みである。エリザベス女王を筆頭に英国国民は中国を野蛮人と嫌っている。
英はコレ幸いに中国との関係を冷却して行くぞ!チャイナ・マネーを当て込んだ国家が次々と経済崩壊へと進んでいる。韓国、ベネゼーラ、ブラジルと。5年ほどで崩壊している。マスゴミはその辺りを必死に隠している。報道しない自由も中国のベクトルがかかっている。これは非常に問題だ。
EU域内と支那に貸し込んだ不良債権を背負わされた独仏、逃げきれるかフランスて所だなとの書き込みに有るように仏も続く可能性が高い、現在議席数最大の国民解放戦線のルペン女史が同様に「EU離脱の国民投票」を呼びかけている。他の加盟国も抜ける国が出てくるぞ!独逸第四帝国とも言えるEUの現状から逃げ出したい国は多い。通貨がユーロでなくクローネ等を使用している北欧は比較的抜け易いが、ユーロ使用国は仏をはじめ壁が高い。