【シドニーAFP時事】オーストラリア訪問中のフィンランドのマリン首相は2日、シドニーで講演し、ウクライナ情勢を巡り「正直に言って欧州は現在、あまり強くない。米国がいなくては苦境に陥る」と述べた。ロシアのウクライナ侵攻が、ロシア対策での欧州の弱さと戦略的失敗を露呈させたと危機感を募らせた。
マリン氏は、戦争回避のためロシアとの経済関係を深めるという従来の欧州連合(EU)の戦略は「完全に間違いだったことが証明された」と指摘。ポーランドやエストニアなどがEU加盟以降、ロシアに対し強硬路線を取るよう訴えていた経緯を踏まえ、「もっと早くバルト諸国やポーランドの友人の言うことを聞いておくべきだった」と語った。
時事通信 2022年12月02日17時19分
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マリン首相
フィンランドは冬戦争で露軍(ソ連軍)を撃退した歴史を持つ。
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Nazisより供与されたⅢ号突撃砲により冬戦争を勝利した。
そのフィンランドがNATOに加入して、その実態を知ったと言う事だ。米軍なしではマトモに戦場の情報収集さえ困難な事を。
独のメルケル前首相が最大の癌だったのだ。東独出身だから共産主義へのシンパシーはあったのだろう。現在独軍は建直しに躍起だ。メルケル時代は独軍は崩壊していたからね、稼働MBT(戦車)が一個大隊分の約30両しかなかったり、稼働戦闘が2機まで落ち込んだり、稼働Uボートが0にまでなっていた。
露が攻めてきてもフィンランドやポーランドで紛争している間にNATOを招集すれば良いと言う無責任な考えで軍事同盟を締結していたツケを現在支払っている。
また仏軍も独自性が強い。
伊軍は当てにならないし、積極的な英国は少々距離がある。
情報収集能力や兵站は米軍に頼らねばならないNATO。
これではマリン首相がガッカリするのは良く理解できる。
フィンランドは露と国境を接しているのだから緊迫感が異なる。