9日付の中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は社説で、南シナ海でのベトナム、フィリピンとの対立について「中国はグローバルな舞台に立つ大国だ」とした上で「小国が勝手に中国の権利を侵害するならこの舞台に立ち続けることができない」と主張した。
「大国」として「小国」の妨害を見過ごせない、との考えを示したものとみられる。
「(中略)」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140509/chn14050921040014-n1.htm
都合が悪い時は「中国は未だ発展途上にあり」と言っている。大国なのか小国なのかどちらだ?だから「中国」なのか。発展途上の大国とでも言いたいのか?冗談はさておき、これが中国の「本音」である、このような国が国連の常任理事国である。
シリア情勢、ウクライナ情勢、今回の南沙情勢、国連が機能してない。韓国の事務総長(韓国国民は世界大統領と思っているようだ)は、何をしているのか?何もできない事務総長として、歴史に名を残す。
中国の「本音」が垣間見えたことも今回の騒動の大きな収穫である。これでも日本は中国にODAを行わねばならいのか?自ら「大国」と宣言している国に、ODAを行わねばならないのか?
岸田文雄外相は9日の会見で、衝突について「中国による一方的かつ挑発的な海洋進出活動の一環だ」と強調。「中国はベトナムと国際社会に、自らの活動の根拠を明確に説明すべきだ」と述べ、ベトナムを後押しする姿勢を打ち出した。
この事を報じる日本のマスコミは何社あるだろうか?最近、殆どTVを視なくなったので検証はネットに頼るが見ものである。
中国の今回の行動、中国共産党は人民解放軍をコントロールできていないことが証明された。これは、非常に危険なことである、ブレーキが壊れたダンプカーが暴走しているようなものである。
中国は国内問題として東トルキスタン(新疆ウィグル)がジハードを頻繁に仕掛けているようだ。先日の習近平総書記が危機一髪だったという報道を見たのは連休中であった。
このような状況の中で外圧(フィリピンやベトナム)に屈すると言う事は、避けたい。さもなければ、国内の不満分子に火が点き内乱の可能性が高くなる。