米国の第五世代ステルス戦闘機であるのF-35。
モスクワの軍事専門家は人民解放軍の最新型駆逐艦「052D型」は、このステルス戦闘機であるF-35をレーダーで検地することが可能だと指摘しました。
ウラジミール・エブシーブ氏は巨額の資金を投入した中国のレーダー開発プロジェクトは 不明な点があるものの、大いに躍進していると言います。 「中国は独自のレーダーシステムを開発することには数々の課題があった。
しかしロシアの支援によりこの問題は克服することに成功している。」 中国はアクティブ・フェイズドアレイレーダーの開発に成功しており、そのレーダーを搭載した駆逐艦は、およそ350km先のF-35戦闘機を捕捉し、撃墜することが可能だといいます。
「(中略)」
http://www.wantchinatimes.com/news-subclass-cnt.aspx?id=20140509000110&cid=1101
これは凄い記事である。如何に現在の中国が必死か良く解る記事である。どうやら人民解放軍の暴走を中国共産党が抑えることができなくなったと言うのは本当のようだ。
技術的な話になるが、通常レーダーの有効距離は約200kmである。なぜなら「地球は丸い」からである。高度5000mで進攻とは第二次世界大戦初期の頃の「条件」である。現代戦はレーダー網を掻い潜るため「低空進攻」が基本である。
これを回避するために現在米軍や空自はAWACSと言うレーダーを背中に背負った航空機で高度1万メートルからレーダー監視を行っている。
余談だが、中国の防空識別圏、レーダー網がザルだらけである。このAWACSで近くを飛行すれば当然中国のレーダー波を拾うが、何も拾わなかったようだ。
中国は日本以上に言霊の国なのか?幾ら景気の良いことを言っても物理法則は無視できないぞ。ご先祖様の孫子も「呪いの類は控えろ」と言っているのだが、理解できていないようだ。
*写真は空自のAWACS E-767